ロゴNPO法人 ちば環境情報センター

気がついた人が、出来ることから行動しましょう。環境保全活動の情報発信基地を目指しています。

537,008

 

下大和田の米作りについて
下記の下大和田谷津開発があるため、今年は現状米づくりができない状況にあり、田んぼのイベントは中止しています。実施できる状況になりましたら、HPでご連絡いたします


米づくりの映像ができました
メダカやカエルなどの生きものを守るため、下大和田谷津田で20年以上続けてきた無農薬・無化学肥料での米づくり。その1年の活動を紹介するビデオを作成しました。こちらをご覧ください。
今ここに大規模な開発計画が進められていていますが、この映像が保全に向けて何らかの力になることを期待しています。ぜひお知り合いにもご紹介ください


千葉市でキツネを確認


下大和田の谷津田でアライグマ駆除のために当会が設置した監視カメラに昨年末来、キツネの姿が数回記録されていました。ホンドギツネは千葉市レッドリストで「消息不明・絶滅生物」とされており、1988年以来35年ぶりの貴重な記録となります。その記事が5月24日の朝日新聞朝刊に掲載されました。また、日本テレビから取材を受け、日テレNEWSとしてYouTubeで閲覧できます。こちらをご覧ください。

大切なお知らせ:谷津田の自然を愛する皆様へ
ニュースレター等でお伝えしていますように下大和田谷津田の開発計画が持ち上がっています。下記のとおり、当会では本計画に問題があると認識して注視しています。
> 当会が認識する開発計画の問題点と考えはこちらから

千葉市の「市民版・生物多様性戦略ver.2」が市民の手で完成しました
この市民版は、行政が策定する計画書には書き込めない(書き込まない)、自然・生物多様性の保全再生にかかわる行政の課題・問題を示し、そのうえで「都市と自然が織りなす千葉市」を掲げる千葉市政が、子どもたちの未来のために果たすべき役割と対策をまとめました。ただ、子どもたちの未来への探求と行動は、私たち市民の責務であり、その取組もしっかりまとめています。ぜひ多くの方に手に取ってご覧いただきたく冊子もつくりました。印刷代実費1,000円+送料にて、どなたでもお分け致します。お申込みは、伊勢戸(FAX:043-332-7660、e-mail:iseto@me.com) までお願い致します。

「市民版・生物多様性ちば市戦略ver.2」原文

イベントにおけるコロナ対応について

谷津田保全活動における新型コロナウイルスによる感染防止のため、少しでも体調が悪いときは参加を控えてください。

谷津田の植物を描いた一筆箋ができました
谷津田を広く知っていただくため、会員の森口ゆかりさん(テキスタイルデザイナー)にお願いして一筆箋を作りました。一年間谷津田に通って植物をスケッチして描いて下さったものです。
希望者にお分けいたします(無料)。詳しくはチラシをご覧下さい。


米作り日程表チラシ
↑日程表
千葉市緑区の
谷津田で米づくり・
観察会・森と水辺の
手入れをしています。
今年は開発計画が持ち
上がったため、現状、
米づくりが行えない状況
です。実際のイベント
スケジュールは右記の
予定表を参照ください。
イベント 日時 場所 内容
ちば里山くらぶ 11月17日(日)
9:45~12:00 
 
下大和田谷津田 休耕田の復田
 ちば里山くらぶ 12月15日(
9:45~12:00 
 
 下大和田谷津田  林の手入れ
 下大和田谷津田プレーランドプロジェクト(YPP) 12月14日(土)
10:00~13:00
 谷津田ビジターセンター(千葉市若葉区中野町1403 伊勢戸銘木店内)  第306回 「収穫祭」
 下大和田谷津田観察会とごみ拾い 1月5日(日)
9:45~12:00
 下大和田谷津田  第300回
「観察会とごみ拾い」
小山町YPP 12月7日(土)
10:00~12:00
小山谷津田 第 231回 「古代米のもみすり」
 ちば環境情報センター 運営委員会 12月22日(日)
10:00~
Zoomで実施
 
 ニュースレター発送作業 1月8日(水)
10:00~
 千葉市民活動支援センター 谷津田だより・ニュースレター 発送作業

※YPPとは「谷津田プレーランドプロジェクト」の略称です。詳しくは谷津田保全のページをご覧ください。

最近の話題

ちば環境情報センターからのお知らせや活動報告です!

森と水辺の手入れ「復田」  2024年11月24日(日)  晴れ

 秋晴れの下、復田作業をしました。あいにく複数の体調不良者があり、少人数での作業となりました。 作業前に北側の水路の確認をしました。水路の形態はとどめていましたが流入する水の量が少なく、心配な面があります。次回は上流部の確認が必要と感じました。 復田作業は、田んぼの表面にひたひたの水が見えたので十分な水があると思い、ポンプなしで行いましたがこれが失敗。水の力なしで泥の中からアシや稲の根を取り出すのは結構大変でした。この失敗を次回から生かします。 作業後に地主さんのご自宅へ挨拶に伺いました。             参加者5名(大人5名) 報告 平沼勝男

森と水辺の手入れ「復田」  2024年11月17日(日)  くもり

 11月も後半になりましたが気温は20度近くあり、冬が遠く感じる陽気でした。しかし森では紅葉が始まっていました。 この日の作業内容は復田です。来年は少しでも下大和田でお米つくりがしたい、その一念でこの日から始まる復田作業を計画しました。毎月1度か2度、少人数でも少しずつ復田をする計画です。そのため初回のこの日は強力な助っ人に来て頂きました。千葉市緑区で農業をされている熊手正幸さんです。軽トラックに耕運機を乗せて来て頂きました。 熊手さんが来る前に復田予定地を刈り払機で草の除去をしました。そしていよいよ耕運機が田んぼに入りました。以前仲間とスコップと鍬で耕しましたが、深い泥の中では重労働で大変きつかったです。しかしさすがに機械の威力はすごいです。あっという間に耕しました。しかしあともう少しというところで機械が深い泥にはまってしまい、この日はこれで終了。作業終了後、熊手さんにアドバイスを頂きました。 我々のお米つくりは新たな展開になったとともに、来年のお米つくりの展望が開けました。            参加者14名(大人10名、大学生2名、幼児1名) 報告 平沼勝男

第298回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年11月 3日(日) くもり

 前日に雨が降った影響で、観察路が泥っぽく足元の悪い中での観察会でしたが、その姿こそが湿地のあるべき姿のように思えるぐらい、いたるところで生き物が見られました。 クヌギレストランがある周辺の樹木には、ウスヒラタケがたくさん生えていました。林の方ではもうフユイチゴの実が成っており、まだ少し早めでやや酸っぱい味でした。知っている生き物、特に食べられる植物を自分の眼で見つけられるようになると、なんだか嬉しい気分になります。 また、タラの木の一本に、大きなミスジマイマイがとまっていました。それも、人の背丈を軽く超えるような高い場所に、トゲをうまくよけながら垂直に登っているようでした。 これから、寒くなっていくにつれて、水辺の生き物の活性は落ちていきます。 目に映る水辺の彩りが控えめになる間は、冬鳥の姿を追いかけられるように勉強していきたいと思いました。 参加者18名(大人11名、大学生1名、高校生4名、小学生1名、幼児1名) 報告:鈴木郁也

東邦大学 谷津田観察会報告   2024年10月26日(日)雨

 2024年11月2日に、東邦大生向けの谷津田自然観察会を行いました。あいにくの雨模様で足場の悪い中でしたが、男子3名女子3名の計6名の東邦大生が参加してくれました。田中正彦理事の解説のもと、捕まえたオケラを手で包んで、穴を掘る動きの力強さを感じたり、フユイチゴやヤマノイモのムカゴの味を楽しむなど、体験を 通して里山の生物多様性に触れ合ってもらいました。 4月に新理事に就任して初めて企画したイベントで、未熟さゆえに段取りが悪く、ご迷惑をおかけしてしまう ことが多々ありましたが、イベントの事前準備から事後を通して学びの多い、非常によい経験になりました。 谷津田の自然を案内する時に、どんなことを意識して解説をするのか。また、参加者が感じた声を聞いて今後 に生かすために、アンケートなどでフィードバックをもらうことが如何に大切で、またうれしいことなのかを 実感しました。 改めて、今回の東邦大谷津田自然観察会にご協力をいただいた田中正彦理事、ちば環境情報センターの皆様に 感謝を申し上げます。今後とも、先生方のご教授をいただき、学びと保全活動に尽力していきます。よろしくお願いします。 報告:東邦大学 理学部 生命圏環境科学科1年 鈴木郁也

森の手入れ  2024年10月26日(土)曇り

 6日前の日曜日に下草刈りをしました。今日は、その後の続きの作業を行いました。動きやすい季節に、やれるだけのことをしておきたいものです。  枯れかかり倒木の危険がある木は、市が伐採することになりました。立ち入り禁止にした危険エリアを避けて、台地に上がれるように道筋を整えました。  以前、大規模に樹木が伐採された後、トモエソウが繁茂した場所がありますが、その後樹木がうっそうと生い茂り、林床に光が届きにくくなったため、トモエソウの群落は見られなくなってしまいました。今回はそのあたりの樹木を切り、つる植物などを取り除き日光が林床に届くようにしました。またトモエソウが生えてくることを期待します。  このような地味な作業は、一見つまらないと思われるかもしれませんが、やってみると結構、達成感があります。また、クモなどの小さな動物や勢いのある植物たちに囲まれて何とも言えない癒しを感じて、幸福感に満たされます。小さな生き物が一生懸命に生きている姿を見て、私も日々を大切に生きていきたいと思います。 午後は新しく造った台地上の畑に、玉ねぎの苗とニンニクを移植しました。 参加者9名(大人8名、幼児1名) 報告 高橋久美子

下大和田で生態教材研究班の研修会が実施されました 2024年10月22日(火) はれ

千葉県の高校で生物を教える教員の研究グループの生態教材研究班(通称:生態班)の研修が、下大和田で実施されました。 参加者は6名。短時間でしたが、水田・水路・湿原・草地・森林など多様な環境を巡りました。 今年は稲作を休止したので、水田ではガマの群落が繁茂し、カンガレイが大きく成長し、赤と白の花のミゾソバが群生していました。ハスやヒシ、コナギなども見られました。オオフサモかと思っていた水草がキクモだと教わりました。畦には、アライグマの足跡があちこちに見られます。特定外来種で駆除の対象ですが、徹底した根絶にはほど遠い状況です。 台地に登るとカラスウリの美しい実がたくさんぶら下がっていました。ヤマノイモのむかごを多量に収穫できました。まだヤブミョウガの白い花が咲いていて、紫色の実を実らせていました。クサギの臭いを確認しながら、美しいピンク色の花を愛でました。サンショウもたくさん実をつけ、爽やかな香りを楽しませてくれました。さわやかな秋の1日になりました。 生態班の研修会は今年2回目でしたが、私は、前回の研修に参加できなかったので、今回は現職の先生方にお会いできるのを楽しみにしていました。しかし、現職の方は、残念ながら2名のみでした。学校現場の多忙さが推察されますが、生物教員が、野外に出て自然界の生物を見たり触ったり、調査したりする機会が減少しているだろうことを危惧しています。是非、生物を教える立場の先生方、野外に出て動物の足跡を見たり、植物のにおいを嗅いだり、その実を食べたり、五感を総動員して自然を味わっていただきたいです。 参加者6名(大人6名) 報告:高橋久美子

森と水辺の手入れ  2024年10月20日(日)曇り

早朝の雨が上がり、肌寒いくらいの涼しい日でした。長くて厳しい夏だったせいか、植物の勢いが例年以上に強く感じられます。 森の中の下草を刈り、散策しやすいように整えました。ササ、アカメガシワ、ヌルデ等、尽きることを知らないかのようにはびこっています。刈払い機を使い、通路を広げ、鋏やのこぎりで刈り残した木を丁寧に刈っていきました。涼しい日なのに、汗をびっしょりとかいてしまいました。この調子で何回か作業を続け、少しでも森の中を整えていきたいと思います。 黄色からオレンジ色のカラスウリの実がすずなりになり、いろいろなキノコがたくさん生えています。ヤマノイモのむかごもそこかしこにぶら下がっています。森の中は、美しい秋の景色です。     参加者9名(大人7名、小学生1名、幼児1名) 報告 高橋久美子

第297回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年10月 6日(日) くもり

稔の秋。昨年は千葉県生物学会と協賛でキノコ観察会を実施しました。例年ですとコシヒカリの稲刈り・脱穀が終わり秋の恵を感じる頃ですが、今年は米づくりができず淋しい状況です。 最初森に入りましたが、枯れたコナラの大木からの落枝の危険があり、コースを変えての観察になりました。クヌギレストランにはオオスズメバチが6~7頭集まって樹液を吸っていましが、危険なのでみんなで離れたところから観察しました。その傍らで大きなクロコノマチョウが出現して皆大喜び。 手入れをしていない田んぼの畔には雑草が生い茂っていましたが、これがまた面白い。いつもは刈り取られていて見られないような植物がたくさんあって最初の30分ほどはそれをじっくり観察。田んぼにはガマやハスが広がっていましたが、あれほど水面を覆っていたヒシは畦際にあるくらいでほとんど見られなくなっていました。 再び森に入ると、雨の影響もあったのか色とりどりのキノコが足元に広がっていました。木にぶら下がりオレンジ色に熟したカラスウリもいっぱい。スズメウリやヤマノイモのむかごもたくさんあって、ちょっぴり秋の恵を味わいました。 記念写真を撮影して、午後はドローンを使って荒れてしまった田んぼの現状を空撮しました。また、生きもの調査をした大学生によると、メダカがほとんど採集できず、季節的なものか米づくりをしなくなった影響なのか懸念されるとのことでした。 参加者18名(大人11名、大学生3名、高校生2名、小学生1名、幼児1名)

森と水辺の手入れ 2024年 9月15日(日) 10:00~11:30 はれ

この日は参加スタッフが少なく、小さなお子様もいたことから自然観察的な内容にしました。 スタートはウシガエルの罠の確認です。4つの罠(アナゴかご)を見て回りました。ウシガエルは入っていませんでしたが大きなザリガニやクサガメが入っていたので、子どもたちは喜んでいました。アメリカザリガニの♂♀の見分け方や、クサガメとほかのカメとの違いなどの説明がスタッフからありました。 雑草に覆われている田んぼですが、一部に水面はあります。ここでミナミメダカやオオタニシを採捕。シオカラトンボも捕まえて観察。貴重種であるオオイトトンボが盛んに交尾、産卵をする姿があり、その説明がスタッフからありました。 復田中の稲の様子を見に行きましたが、誠に残念なことになっていました。2週間後に収穫予定だった農林1号や山形はえぬきはほとんど実がついていなく、しかも倒伏しています。収穫などできる状態ではありませんでした。実がついていないのはスズメの食害と思われます。ほとんど取られています。倒伏の原因は稲の分けつが不十分だったためだと思います。生育方法に間違いがあったようです。     参加者5名(大人3名、小学生1名、幼児1名) 報告 平沼勝男

下大和田自然観察路の草刈り 2024年 8月27日(火) 晴れ

8月27日下大和田谷津田にて、人生初の刈払い機で草刈りをしました。いつもの観察会コースは、今年お米作りが出来なかったことで、植物が人の背丈ほどに伸びて鬱蒼と茂り、畦と田んぼの区別がつかない場所もありました。ふと気づけば、畦道から外れて田んぼの中に立っていたこともあり、たった一年足らずで環境を激変させてしまう植物の生命力に改めて畏怖しました。 刈払い機講習以来、本格的な作業は初めてで、いざやってみると「つらい、大変」よりも「あぶねえ!」という思いが頭の中で巡っていました。泥田で身体を動かすお米づくりも大変ですが、それとは別種のつらさ・難しさだと感じました。  これらの作業を通して、草刈りは里山保全のかなりを占めるだけでなく、業務に携わる方々との信頼にも関係があると考えたので、今後外部で活動する機会にも積極的に草刈りの手伝いを申し出ようと思いました。 報告:鈴木郁也

無農薬無化学肥料栽培で作った小麦でピザパーティー 2024年 8月24日(土) 晴れ

谷津田文化祭の一環で行われたピザパーティー。会場の谷津田ビジターセンターで、無農薬無化学肥料ではじめて収穫した麦からできた小麦粉をみんなで調理しました。子どもたちも、生地作りや、トッピングなどたくさんお手伝いをしてくれました。 ピザ窯も耐熱レンガを積み上げて作られたお手製のものです。事前に試行錯誤して完璧な焼き具合になるように調整してくれたおかげで、本格的なピザとなりました。具材も、トマトやズッキーニ、生ハムやシーフード、イチジクまで盛りだくさん。色とりどりのピザが焼きあがり、完成したとたんにみんなであっという間にぺろり。小麦を収穫した喜びを感じながら美味しくいただきました。 会場では、ラベンダーサシェ作りやミニ竹とんぼ教室、鳥のお話、そして楽しいおしゃべりと思い思いに楽しい時間を過ごしました。県外での製粉や様々な準備をしてくれた伊勢戸さん、佐藤さん、暑い中で火の番をしてくれた平沼さん、小田さんをはじめとした皆様、ありがとうございました。 報告:岩上由香利

第295回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 8月 4日(日) 晴れ

1898年以降で最も平均気温が高くなった7月でしたが、この日も猛暑の予報が出ていました。初めに水分補給などの注意点を話した後畑に行きミニトマトを収穫し、谷津田での生きもの観察となりました。 米づくりをしていない田んぼは、先月にもましてヨシやヒメガマなどの湿生植物が繁茂していましたが、トチカガミやタコノアシなどの貴重な植物は健在で、オオイトトンボが舞いミナミメダカも元気に泳いでいました。森に入ると暑さも少し和らぎ、木陰のありがたさをひしひしと感じました。最後に集合写真を撮影し、盛夏の観察会を終了しました。 参加者15名(大人9名、大学生2名、高校生2名、小学生1名、幼児1名)

「お楽しみ会」 2024年 7月27日(土) 10:00~12:30 はれ

日陰のある川のわきで、魚の取り方の説明がスタッフからありました。最初は恐る恐る川に入るお子様たちでしたが、すぐに慣れて川の水の気持がよさそうです。そして夢中で魚捕り。説明の通り魚取りをするお子様もいれば、思いの方法でとるお子様もいました。ザリガニやスジエビ、メダカにタモロコなどが捕れると嬉しそうです。親御さんも一生懸命です。 約一時間の魚捕りが終わるとスタッフから捕れた生き物の説明がありました。そして最後はお楽しみ会ならではのザリガニの塩ゆでに舌鼓。おいしいと言ってくれました。 お楽しみ会の前に、一部のスタッフが購入したばかりのポンプで、復田中の田んぼに水を入れました。お楽しみ会の後に、参加者に畑のミニトマトを採ってお土産にしていただきました。     参加者20名(大人11名、中学生1名、小学生6名、幼児2名) 報告 平沼勝男

復田作業「アシの刈払いと苗の間引き」 2024年 7月 7日 8:00~9:00 晴れ

お借りした田んぼに直播きした苗がだいぶ育ってきました。また周辺のアシもどんどん伸びてきています。この日は周辺のアシの刈払いと、苗の間引き作業をしました。気温が高くなる前にと思い、早めの時間で開始しましたが、それでもかなりの汗をかきました。この後、7月の観察会をしました。                  参加者7名(大人7名) 報告者;平沼勝男

第294回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 7月 7日(日) 晴れ

昨年7月は、千葉県生物学会との共同開催でキノコ観察会を実施しました。今年は開発問題で米づくりを実施できず、田んぼや畦はすっかり草に覆われています。そんな環境の中、生き物たちはどうなっているのか、梅雨明け間近の谷津を散策しました。 東邦大学と東京農業大学の学生6名、県立船橋高校生物部の生徒6名が参加して、猛暑でしたが若さ溢れる観察会になりました。谷津田は、ヒシが覆っていたりハスやヒメガマが入り込んだりしていましたが、トチカガミやミナミメダカなどの貴重な動植物は健在。トンボ類もたくさん舞っていました。 森の中に入ると2~3℃涼しい感じで、一時暑さを忘れさせてくれました。昨年群落を作っていたトモエソウは姿を消していましたが、クヌギやコナラは大きく成長していて、雑木林の復活が期待されました。参加者26名(大人12名、大学生6名、高校生6名、小学生1名、幼児1名)

第15回 下大和田ヘイケボタル観察会 2024年6月29日 18:45~20:00

梅雨の晴れ間でした。適度な気温と湿度とが、良かったのでしょうか。今年は、昨年にも増して、たくさんのホタルが飛び交う様を見ることができました。 いつもの田んぼは田植えができなかったので、湿原のようです。その上を小さな光がそこここに揺らめき、空には星が瞬いていました。なんとも言えない幻想的な光景です。来年も再来年もずっとずっと先まで、この景色が見られることを願わずにはいられません。 参加者17名(大人13名、中学生1名、小学生3名、幼児1名) 報告 高橋久美子

森と水辺の手入れ「小麦の収穫」 2024年6月16日(日) 10:00~14:30 はれ

昨年の暮れから始めた小麦の収穫をしました。作付面積が広いうえに作業の日程が限られることから心配していましたが、人数が来てくれたのと、脱穀機にある工夫をしたことで結果的にはすべての小麦を刈り取ることができました。脱穀はあとわずかを残すのみでした。 脱穀機の工夫とは脱穀機を麦畑に持ち込み、刈り取るそばで脱穀機を回すことです。水田とは違い麦畑だからできる方法です。脱穀で出てくる麦わらもその場で撒くことができます。自走式の脱穀機の強みをこの日ほど強く感じたことはありません。残念だったのは調子よく働いてくれた脱穀機でしたが、残りもう少しというところでとまってしまったこと。原因は収穫物が左右の袋に入れ分ける二股の部分に麦が詰まってしまった事のようです。 黒煙を上げて回転ドラムが止まる。中の掃除をして再び回す。しかししばらくするとまた同じ止まり方をする。何度かそれを繰り返すうちにようやく原因の場所が特定できました。その時に救世主のような方が現れました。土気の方にお住いのでご自身も田んぼを持っている方で、しかもハーベスター(脱穀機)を所有しているとのこと。修理はご自身でされているそうで、いろいろなことを教えてくださいました。工具がなく修理は後日になります。でも原因が特定できて良かったです。まだハーベスターには働いてもらいましょう。     参加者15名(大人13名 大学生1名、中学生1名) 報告 平沼勝男

第304回 下大和田YPP「復田作業Ⅱとジャガイモの収穫」 2024年6月8日 晴れ

お借りすることになった元の田んぼの復田作業の一貫として、アシ原の刈り払い作業をしました。数年間放置されていた田んぼにびっしり生えたアシ原はなかなか手ごわい相手で、刈払機3台と途中から強力な助っ人の登場もあり、計4台となりましたが、一部を残して終了となりました。足元が悪く、倒伏していたアシも邪魔でなかなか作業は進みませんでした。疲労困憊です。お疲れさまでした。 畑では、ジャガイモの収穫やトマトの芽欠きと支柱立てを行いました。  参加者10名(大人9名、大学生1名) 報告者;平沼勝男

下大和田YHP「大麦の脱穀」 2024年 6月 2日(日)8:00~12:00 晴れ

 観察会と並行して大麦の脱穀をしました。種を撒いたのが昨年の11月。刈り取りを したのが5月25日及び26日。この日以外も少しずつ刈り取りしていました。それでも刈り取りができたのは作付け全体の3分の2位でしょうか。残りはまだ畑に生えたままです。4トントラック一杯になった大麦の穂をお米と同じ脱穀機で脱穀。丈が長く、株分けしていない大麦の脱穀は初体験でした。しかし我らが脱穀機は頑張ってくれて、4トン車一杯の大麦は約3時間で脱穀し終わりました。収量は約62Kg。    参加者11名(大人8名、大学生2名、高校生1名) 報告:平沼勝男

第293回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 6月 2日(日) 晴れ

心配されていた台風1号は一昨日温帯低気圧に変わりました。昨年6月の観察会は、前日が大雨で草取りが中止になりましたが、当日は好天に恵まれました。この時期のイベントは天気次第ですね。 今日は早朝から大麦の脱穀があり、それが終わるのを待って10時過ぎから観察会を開始しました。最初に谷津田を散策。ミナミメダカの群れやトチカガミの群落は健在でしたが、ヒシがはびこりはじめ、一部水面を覆っていました。今後他の生きものたちへの影響が懸念されます。田んぼの淵では、珍しいオニスゲが実になっていました。ヨシ原ではオオヨシキリが盛んにさえずっていました。ヒクイナの声は聞かれず、繁殖に入ったと思われました。 森はアカメガシワやヌルデが観察路をふさぐように成長していましたが、その中で隠れるようにナルコユリやフタリシズカなどが生えていました。夏間近を感じる観察会になりました。 参加者13名(大人10名、大学生2名、高校生1名)

森と水辺の手入れ「小池さん田んぼへの種まきと畑の作業」 2024年5月19日(日) くもり

曇っていたので激しい暑さもなく、作業に適したさわやかな日でした。キビタキやウグイスのさえずりを聞きながら、前回アシを払い復田した小池さん田んぼに、水を流して、苦労しながら耕し、その後5品種の稲の種子を蒔きました。  予め水に浸けておいた種子からは、可愛らしい小さな芽が出ていました。苗床作りの作業は飛ばしました。来年の種もみができればよいという程度の量です。無事に育ってほしいものです。  その後、畑に移動してレモンや甘夏の柑橘類と、トマト、カボチャの苗などを植えました。収穫が待ち遠しいです。  隣の畑は、収穫間近のオオムギが広がり、まさに麦秋という言葉通りの風景でした。     参加者13名(大人12名 大学生1名) 報告 高橋久美子

第302回 下大和田YPP「小池さん田んぼの復田1」 2024年5月11日 晴れ

春のいい陽気でした。今年は普段の田んぼでのお米つくりが開発問題の絡みでできない為、場所を変えての活動となりました。開発に反対されている方の田んぼをお借りすることになりました。田んぼと言っても10年以上使われていない田んぼで、今はアシ原になっています。 一部分ですがこのアシ原の復田をします。場所は川沿いの道路から降りやすい場所に決めました。刈払機でアシを刈りました。次にスコップと備中鍬で耕します。ここで活躍したのはスコップです。刃の先をグラインダーで尖らせ、厄介な土中のアシの地下茎を切りやすくしています。 みるみるうちにアシ原が田んぼ手前の泥場になりました。次回、水を入れて、泥を平らにすれば田んぼらしくなるでしょう。以前のような美しい田んぼには程遠いのですが、今年は無理なくできる範囲でやるつもりです。 午前中に、谷津田と森にスズメバチトラップを合計10セット設置しました。 参加者14名(大人12名、大学生1名、中学生1名) 報告者;平沼勝男

下大和田 畑プロジェクト「野菜の植え付け」 2024年 5月 5日(日) 13:00~15:00 晴れ

午前中観察会の午後を利用して臨時の畑作業をしました。場所は最近下大和田でお借りしている畑です。大分大きく育ってきた麦の横です。ブロッコリーの苗40数本とミニトマトの苗約80本を植える作業です。 場所決め、軽く耕し肥料を撒きます。マルチシートを敷き、空いた穴に等間隔でブロッコリーの苗を植えました。次にミニトマトの苗を同じ要領で植えました。植えた後に川から汲んできた水を遣りました。ブロッコリーは葉が鳥や害虫の食害に会いやすいとのことで防虫ネットをかけて終了です。 しかし終了となる前にアクシデントが発生しました。近くの民家の火事です。最初もうもうと上がる煙で異変に気付き、やがてすごい炎が見えました。すぐさま消防に通報。消防が来るまでに民家の敷地内の物置小屋が焼けたようです。 忘れられない畑作業になりました。 参加者13名(大人9名、大学生1名、中学生1名、小学生2名)

第292回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 5月 5日(日) 晴れ

5月、下大和田の谷津田と森は、新しい生命で溢れます。田んぼにはたくさんのメダカが群れ、時折ヒクイナの鳴き声が聞こえてきました。ニホンアカガエルはオタマジャクシから陸上生活を始めるまでに成長していました。畦はオオイヌノフグリやヒメオドリコソウなど可愛い花たちがいっぱい。森ではキンランの可憐な花が20株以上の群落を作っていました。参加者一同その美しさに感動。ウグイスやキビタキが盛んにさえずり、ガビチョウのにぎやかな鳴き声もあちこちから聞こえました。終了後は皆さん、今日の菖蒲湯に使うショウブを刈り取って家路につきました。 参加者17名(大人12名、大学生4名、小学生1名)

下大和田 森の手入れ「畑の作業」 2024年 4月27日 小雨のちくもり

あいにくの雨でした。小雨でしたがこの天気で参加をあきらめた人も多かったのではないでしょうか。恨めしい雨です。少ない人数でしたが、最初に行ったのは森の中の観察会です。キンランが美しく、しかもたくさん咲いていました。 この日の作業は畑です。用意ししてきたラベンダーの苗87本を土に植えます。畑の作業をする頃には雨は上がっていました。耕運機で耕してもらった畑の土はふかふかで、歩くと深い足跡ができます。そのふかふかの土にシャベル片手にラベンダーを植えました。 等間隔に並べて植えました。いつしか美しいラベンダー畑になるでしょう。ついでにイチゴも植えました。これは苗を買ったのではなく、野原に生えているイチゴの苗を見つけて移植。移植先はラベンダーの畝と畝の間です。このイチゴはかつて植えられていたもののようです。 少ない人数でしたが、和気あいあい、楽しい作業でした。 参加者5名(大人5名)  報告;平沼勝男

下大和田 森と水辺の手入れ 2024年 4月21日 晴れ

新緑の美しい季節になりました。日差しはそれほど強くなく、作業でやや汗ばむ程度の気温。作業には適した陽気になりました。 最初の作業は畑作業です。耕された畑にマルチシートを敷き、空いた穴にサトイモの種芋を植えました。同じように落花生も植えました。収穫が楽しみです。以前、麦踏をした麦もだいぶ育っていました。麦畑は美しいですね。 次に、ゴミ拾いをしました。場所は新たに管理することができるようになった森です。坂の下で目立たない場所ですが、細い通りに面しており、車が停められるスペースがあるせいか、ものすごいゴミの量でした。過去に次から次へと捨てられてきたのでしょう。燃えるもの、燃えないもの、空き缶、空き瓶、家庭から出て来たゴミ、換気扇の残骸、古タイヤ、明らかに産業廃棄物とみられる板ガラス、正体のわからない樹脂等。大きなフタつきのゴミ箱も中身入りで捨てられていました。驚くばかりの有様です。 量もすごいのです。しかし、それ以上に驚いたのは、これらをきれいに片付けてしまった事です。斜面でブッシュの中と大変な作業でしたが、チームワークよく片付けてしまいました。今日来たメンバーは凄いです。笑顔で集合写真を撮影。それでも時間が余ったので、台地の上の草刈りと、水路にウシガエルの罠設置(4か所)、トンネル脇のU字溝のお掃除をしました。 参加者15名(大人12名、大学生1名、中学生1名、小学生1名)  報告;平沼勝男

第291回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 4月 7日(日) くもり

開発問題もあって、米づくりができない春を迎えました。谷津田に苗床はありませんが、ニホンアカガエルのオタマジャクシやメダカなどは、いつものように活動しています。開発計画による影響で歩けなくなった場所もありますので、今回の観察は森を中心に道沿いの生きものを見つけながら歩くことにしました。 森の中では、ウラシマソウやミツバツチグリなどが咲き始めていました。アオキの雄花と雌花の違いを観察したり、メジロの古巣を見つけてその精巧な作りに参加者一同感心しきりでした。雨上がりだったこともあり、田んぼからはシュレーゲルアオガエルの大合唱が聞こえ、大型カタツムリのミスジマイマイが姿を見せていました。シュンランやウグイスのさえずりにも春の訪れを感じることができました。最後に記念写真を撮影して解散となりました。 参加者14名(大人10名、大学生4名)

第301回 下大和田YPP「野草を食べる会」 2024年3月24日 くもり時々晴れ

 雨天の為1日順延となりました。前日は朝から雨でしたがこの日は曇り空。風もなく暖かく、野草を食べる会には適した日になりました。順延の為か少なめの人数でしたが、気心の知れた少人数も楽しいものです。採った野草はノビル、ヨモギ、ミツバ、カラスノエンドウ、オオバコ、セリ、ニワトコなどです。温暖化と言われる割には例年に比べヨモギやミツバの葉は小さく、ツクシは1本もありませんでした。ここ2週間寒い日が続き、桜の開花が遅れたように、野草たちも出る日を送らせているようでした。その日の朝に収穫したシイタケもありました。 調理は天ぷらです。薪ストーブで温めた油で揚げます。湯がいたノビルの酢味噌和えもありました。どれもがおいしい春の味わいでした。 参加者18名(大人13名、大学生2名、小学生2名、幼児1名) 報告者;平沼勝男

下大和田 森と水辺の手入れ 2023年3月17日 晴れ

 晴れて気温も上がりました。しかし風が強く、花粉症の身にはつらい日でした。この日集まったのは大人5名と小学生2名。二手に分かれて森の手入れと水路の手入れをしました。森の手入れは台地の上で不要なササなどを除去しました。水路では、川中で鎌とスコップで不要なアシの除去。川横のアシを刈払機で除去。いい状態になりました。 参加者7名(大人5名、小学生2名)  報告;平沼勝男

第290回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 3月 3日(日) 快晴

 今年のニホンアカガエルの卵塊は、2月10日にYPP田んぼで1個見つかりました(平沼)。昨年の産卵は2月12日の夜に始まり(田村・平沼)、最終的には201個の卵塊が見つかりました。今年は2月27日現在、117個の卵塊が見つかっています。 産卵初日から約3週間後の今回の観察会は、新しい卵塊を見つけマッピングすることをテーマに谷津田を巡りました。また、千葉大学大学院でシダの研究をしている学生が参加し、シダ植物の観察をしながら森を散策しました。 ニホンアカガエルの卵塊調査では新しい卵塊は1つしか見つからず、今年の産卵はほぼ終了したようでした。森の中では、リョウメンシダ,ベニシダ,イノデ、田んぼではイチョウウキゴケなどのシダ植物が観察できました。お楽しみとして、コナラの原木を使ったシイタケのほだ木から出ていたたくさんのシイタケをみんなで収穫しました。 快晴で水温も上昇し、田んぼではミナミメダカが群れを作って盛んに泳ぎ回っていました。またウグイスがさえずったり、ヤナギの花芽がふくらむなど、春の訪れを感じる観察会となりました。 午後は谷津田ビジターセンターで、無農薬栽培のレモンの皮を使ってアロマオイルの抽出を行いました。 参加者25名(大人16名、大学生6名、中学生1名、小学生2名)

下大和田 森と水辺の手入れ「アカガエルの卵塊調査と畦の整備、森の草刈り」2023年2月18日 晴れのちくもり

 最初にアカガエルの卵塊調査をしました。ほんの数日前にもしましたが、この日来た人達も興味あることだったので。結果はYPP田んぼ33個、マイ田んぼ6個、花沢さん田んぼ17個、計56個。イノシシによる畔の被害は大変なことになっていました。特にマイ田んぼ側です。 そのマイ田んぼの卵塊の数が少ないことが気になります。比較的に被害が少ないYPP田んぼの数が大きいことを考えるとイノシシは冬眠中のアカガエルを狙って畔を壊しているのではないでしょうか。それと、数日前にあったはずのYPP田んぼの10数個の卵塊がそっくりなくなっていました。人の手によって取られた可能性があります。 活動の方ですが、トンネルの側溝の掃除。アカガエルの為のYPP田んぼの畔の補修。水が漏れないようにしました。そして台地の上の草刈り。草刈りはタラやクヌギまたはコナラ、イヌシデ以外の草木を刈り払い機で取り除きました。 参加者8名(大人7名、小学生1名)    報告;平沼勝男

第289回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 2月 4日(日) 雨

 今年2回目の観察会とごみ拾いは、朝から冷たい雨が降る中での実施となりました。夏の雨はカタツムリやカエルの活動が活発になって、楽しいこともあるのですがこの時期の雨は…。それでも、大学生3人を含む13人の自然大好き人間が集まり、谷津田をめぐりました。 今日のテーマは、ニホンアカガエルの卵塊を探しながらの谷津田散策と冬鳥の観察。先ずはYPP田んぼから観察しました。雨でぬかるんだ畔を崩さないように慎重に歩きながら、水面に目を凝らしました。畦にはイノシシの足跡がいっぱい。あちこちで掘り返されていました。マイ田んぼも見ましたが卵塊は見つかりませんでした。 田んぼ散策の後は森に入って、赤い実をつけたマンリョウや切り株に生えたカワラタケ、サンショウの葉痕観察などを行いました。フユイチゴの赤い実が残っていて、初参加の大学生に味わってもらいました。 花澤さん田んぼも含めて、ニホンアカガエルの卵塊は見つかりませんでしたが、新芽のふくらみなど春の近づきを感じる観察会になりました。 <記録した野鳥>アオサギ、ハイタカ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、 ツグミ、カシラダカ、アオジ 以上10種。 参加者13名(大人10名、大学生3名)

第300回 下大和田YPP「どんど焼きと昔遊び」 2024年1月20日 くもり

 今年最初のYPPイベント『どんど焼きと昔遊び』は300回目という節目の大会になりました。これまで実に永く続けられたものです。この日、空は朝から厚い雲に覆われていました。しかし最後まで雨が降らなかったことは幸いでした。 会場はいつものYPP広場です。大勢の人が集まりました。我々のどんど焼きはマッチやライターは使わずに火起こし器を使って人力で火を起こしてどんど焼きをします。 火起こし器とは、木の軸についている円盤を回転させ、軸と下にひいた板の接地面に火種をつくり、それを育てて火を起こします。摩擦熱なのでなかなか至難の業で、毎年はらはらしますが、これまでも何とか点火につなげてきました。毎年続けていると火起こし名人があらわれます。この日は2年連続でその名人が火を起こしてくれました。 どんど焼きとは1月15日(小正月)に盛大に火を焚く、古くから農村部に伝わる風習です。炎に無病息災、家内安全、五穀豊穣などの願いを込めます。点火に成功した火は、やがて大きな炎となり歓声が上がりました。炎の中でパンパンと竹がはじける音が谷津田に響き渡ります。 やがて子供たちが、マシュマロやソーセージを火であぶって食べ始めました。火を楽しんでいます。火起こし大会と同時進行で作られたお味噌汁にも舌鼓を打ちました。また脱穀をしていなかった稲がありましたので、千歯こきと唐箕を使った昔ながらの脱穀もしました。原始的な方法ですが分かり易く、これも楽しいものでした。集合写真の後、最近借りた畑に行き、麦踏みをしました。 参加者29名(大人21名、中学生1名、小学生6名、幼児1名) 報告者;平沼勝男

第288回 下大和田谷津田観察会とゴミ拾い 2024年 1月 7日(日)晴れ時々くもり

 年明け早々地震、津波、大火、飛行機事故など、悲しいニュースが続く令和6年正月。気候的には、気温が高く過ごしやすい年明けになっています。生物にとっては1年で一番過酷な季節でしょう。最近、下大和田では冬鳥の数がとても少ないように感じます。開発の話も出ていますが、今の環境が残せれば谷津田は生きものあふれるイーハトーブです。今回はイノシシやイタチなどの足跡探しをしながら、鹿島川合流部をへて谷津田ビジターセンターまで真冬の谷津を散策しました。 イノシシが増えているのかいたるところで地面を掘り返した跡が見られました。周辺にはたくさんの足跡も。野鳥は、ノスリが2羽出現するなど以下の17種を確認しました。また中野操車場南の空き地でイソヒヨドリの雄1羽を確認しました。 <記録種>キジバト、クサシギ、ノスリ(2羽)、カワセミ、カケス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 以上17種。 参加者6名(大人5名、高校生1名)

…古い話題