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環境問題に関する情報の収集・発信、仲間同士の交流、そして行動への第一歩をサポートする場として出発した「ちば環境情報センター」。おかげさまで会員も60名を越えました。会報を送ってくださる方、情報を届けてくださる方、事務局を手伝ってくださる方など、多くのみんなさんのご協力のもとに、一歩ずつ一歩ずつ動き始めています。情報センターの資料も徐々に充実し、サポートの依頼、問い合わせなどもいただいています。講座のほうも17名が登録し、参加者自らが課題をみつけ、グループごとに自主的な活動を始めています。
環境庁の環境パートナーシップオフィスでも、「市民活動サポートフォーラム」がひらかれ、市民活動の支えを「だれが」「どのように」おこなうかが今や大きな課題として、国内各地でとりあげられるようになってきました。私たちのちば環境情報センターは、まだまだ不十分な点ばかりですが、活動しているものたち自身がその必要性に気づき行動して形にしたものとして、大きな意味を持つものと思います。
みなさまにはいろいろとご迷惑をおかけすると思いますが、運営スタッフ一同、積極的なご参加、ご協力を心よりお待ちしています。いつでもお気軽にお立ち寄りください。
環境教育情報センター 森 良
新しいスタート,まずはおめでとうございます。情報センターは,市民・行政・企業という異なった社会セクターをつなぐ,あるいは,NPOとNPOをつなぐ,中間的なNPOです。この中間的なNPOであるということの自覚が大切だと思います。
これまでの市民団体は個別のテーマに対応した直接的な運動団体という色彩が濃かったと思います。しかしそれだけでは,新しい市民社会をつくるという仕事に対応できなくなってきています。もともと行政や企業は市民社会から生まれたものであるにもかかわらず,いつのまにか市民社会の上に君臨するようになってしまったのです。今必要なことは,市民社会による行政・企業の制御なのです。そのためには,それだけの情報と視野と力が必要になってきていて,それを準備していくのが情報センターの役割なのです。
3月まで千葉県立中央博物館環境教育研究科におりました赤井です。4月より(財)日本生態系協会の主任研究員として再スタートを切りました。相変わらず淡水魚類の調査や環境教育をやっています。どうぞよろしくお願いします。
調査の方では、環境の改変に伴う、魚類の再生産力(稚魚の生き残り率など)の変化についての調査や、新しく作られたサラ地に自然が再現されていく過程のモニタリング調査、湖岸の緑化護岸の生き物への効果を調べる調査などを現在やっています。また環境教育の方では、海外からの情報収集と整理、出版などにかかわる仕事をしています。
「ちば環境情報センター」では情報収集の仕事をしようと考え、6月から試験的にパソコンネットワークを活用して環境問題関係のニュース記事を収集・整理しています。近々、センターで、過去の新聞記事のチェックができるようになると思いますので、ご活用ください。
このシステムは、ネットを使って、主な全国紙・通信社・NHKニュースについて、環境・自然・資源・汚染・リサイクル・生態・CO2といったように、ユーザーが自由に設定した7つ以下のキーワードを内容や題名に含む情報を、24時間リアルタイムで収集するものです。キーワードの設定には試行錯誤を重ねていますが、必要な記事を落とさないような設定がおおよそ固まってきました。
編集後記:
この青い空がいつまでも美しくあるように,当情報センターに期待しています。(古川)