ちば環境情報センター > ニュースレター目次>ニュースレター第246号
目 次
|
大網白里市 平沼 勝男
「秋さけ」という魚はもちろんご存知ですね。学問上の名前(標準和名)はシロザケと言います。他に流通する主なさけ類にはベニサケ(アメリカ・ロシア産やや高級)、ギンサケ(チリ産、養殖、スーパーで普通に売られるようになりました)、これらはシロザケとは種類が異なります。グリーンピース・ジャパン 林 恵美
海がいま、プラスチック危機を迎えています。海に流れ出すプラスチックは、年間1270万トン(*1)。その影響をダイレクトに受けているのは、海の命です。ウミガメの1/3が、プラスチックを食べたことがあると考えられています(*2)。
衝撃的なレポートも発表されています。このままのペースでプラスチックゴミを出し続ければ、2050年には、海には魚よりもプラスチックの方が多くなってしまう というのです(*3)。
想像したくもないデストピアが現実的にありうる。そんなところまで私たちは来ています。
でも、解決の道は明らか、そしてシンプルです。今日、私たち自身の手で、使い捨てプラスチックをやめることができるからです。あなたや私、一人ひとりが、解決策になることができます。
海に流れ出すプラスチックの8割が、レジ袋やストロー、コーヒーカップのフタなど、数分(時には数秒…)使われただけで捨てられる使い捨てのプラスチックだというデータもあります(*4)。
エコバッグをカバンに入れておく。勇気を出して「ストローはいりません」と言ってみる。コーヒーショップでは店内用マグカップにしてもらって、テイクアウトならボトルを持参する。そんな私たちの小さなアクションこそが、この問題の解決策です!
スーパーではエコポイントがつくし、コーヒーショップではボトル持参で値引きされることもあります。
ためらうことは何もないはず!
だから、提案があります。みんなで、2018年の抱負の一つを「使い捨てプラスチックをやめる」にしませんか? 何万人もの人が来年プラスチック・フリーをめざしたら、すごく大きなインパクトになると思うんです。あなたも今日、プラスチック・フリーをめざすことを宣言してください!
来週、使い捨てプラスチックをなくすために簡単にできる習慣をメールでシェアします。
ぜひ参考にして、周りの人にも広めてくださいね。
P.S. もちろん、なくてはならないプラスチック素材や、ずっと大切に使えるプラスチック製品もあります。例えば私のマイボトルのキャップはプラスチック製ですが、10年使っても丈夫で、まだまだ活躍してくれそうです。でも、レジ袋やストローなどの使い捨てプラスチックは、便利だけど必要のないもの。
2018年、一緒にプラスチック・フリーに挑戦しませんか?
*1http://science.sciencemag.org/content/347/6223/768
*2 http://www.huffingtonpost.com.au/2016/03/17/turtles-marine-plastic_n_9455496.html
*3 https://www.ellenmacarthurfoundation.org/publications/the-new-plastics-economy-rethinking-the-future-of-plastics
*4 http://sustainablecoastlines.org/
鴨川メガーソーラー建設の中止を求める会事務局 今西 徳之
緑豊かな山々、変化に富んだ海岸線、澄んだ海は、私たち鴨川市民の心の故郷であり、当市を訪れる観光客にとってもかけがえのない宝でもあります。今、この大切な自然が壊されようとしています。
鴨川市清澄山系の広大な山林を伐採(推計10万本)し、太陽光パネル50万枚(概算)を敷き詰める、日本最大級のメガソーラーが作られようとしているのです(事業面積は300町歩、東京ディズニーランドの3倍!)。計画予定地は、林野庁により「山地災害危険地区」に指定されている急峻な山林であり、開発されれば土砂災害、洪水誘発の恐れもあり、生態系の破壊や地域の農業、漁業に大きなダメージを与えると懸念されます。
計画地の北に隣接する国有林には、千葉県の絶滅危惧種(最重要保護生物)にも指定されている「ヒメコマツ」2 個体が生育しています。房総丘陵の限られた地域でしか確認されておらず、環境の変化によって生存に及ぼす影響や、計画地内にヒメコマツがある可能性も否定できません。事業者が実施した環境調査でも、計画地内で「希少動物」の生息が確認されるなど、貴重な自然環境が残されている地域です。
山林は土砂災害の防止、水源のかん養、良好な景観の形成、文化の伝承等、私たちが安全で快適な生活を送るために欠かすことのできない多面的機能と公益性をもっています。
新たに山林を開発して建設するソーラー発電などというのはまったくの本末転倒であり、これでは再生不可能エネルギーです。現在、自然エネルギーの名の下、山林を開発するメガソーラー建設が日本各地で問題になっています。
私たちは以下の理由から事業の中止を求めて署名活動に取り組んでいます。
私たちは昨年11月22日、手書き署名2571筆、ネット署名2330筆、合計4901筆を亀田郁夫市長に提出しました。ひと月ほどでこれだけの反対の声が上がっていることを市長も受け止めてくれると信じています。署名活動は引き続き続けていきます(詳しくはHPをご覧くださいhttp://kamogawa-ms.chu.jp/)。これからもさらに大きな流れを作っていきたいと思いますので、ご協力お願いします。
【発送お手伝いのお願い】ニュースレター2018年2月号(第247号)の発送を2月7日(水)10時から事務所にておこないます。 発送のお手伝いをしてくださる方を募集しています。よろしくお願い致します。
|