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今,学校教育の現場では,昨年12月に告示された新しい「学習指導要領」への対応に大わらわ,という所(特に小学校)が多くなってきていると言われる。ご存じの方も多いとか思われるが,今回の改訂では「戦後教育史始まって以来の大改革」とか「学校教育のパラダイムシフト」というような<教育観の大転換>が求められている。
どこが<大転換>かはこの字数ではとても語り尽くせないが,例えば今回の改訂で創設された「総合的学習の時間」だが,これは従来あった「教科・道徳・特別活動」のどこの枠にも属さない活動だというだけでなく,各教科等毎に示されていた「内容」「目標」等も示されない等,学校関係者にとっては実に衝撃的な内容となっているのである。
そして,今回の改訂で新たな課題となって浮かび上がってきたのが(実は以前から言われてはいたのだが)<地域・家庭との連携=開かれた学校づくり>ということである。
例えば新学習指導要領の総則には,「開かれた学校づくりを進めるため,地域や学校の実態などに応じ,家庭や地域の人々の協力を求めるなど家庭や地域社会との連携を深めること」とある。
また,これに先立って1996年に示された中央教育審議会答申の「環境問題と教育」という節には,「環境問題に実際に携わっている環境保護の関係者や研究者などの社会人を幅広く学校に受け入れることなども積極的に推進されるべきであろう」等々の文言が見られるが,このような表現には「環境教育に関しては,学校だけではやりきれないので地域社会との連携に期待する」といった文部省の?考え方が示されていると言えるだろう。
ということで,地域の組織・団体や環境関係の実践者としてのNGOやNPOに対する期待は大きい筈なのだが,皆さんの地元では如何だろうか?
是非とも,お近くの学校の門をたたいてみて頂きたい。
70坪ほどの土地を借りて、野菜作りをしている。年に一度ほど石灰と油かすと草木灰を少々まいてスコップで掘り起こす程度で、後は台所の生ゴミを埋めて肥料にしている。それでも野菜が育っているので、それでいいと思っている。多分、野菜や虫や微生物たちが土を耕してくれるからだろう。土は彼らの住まいなのである。
畑にはサツマイモ,トマト,小松菜など野菜のほかに、花やケナフを植えている。春先からジャーマンアイリス,カモミールと順に咲き今はマリーゴールドが咲いている。ケナフも80pほどに伸びている。
パリパリな小松菜,甘いキュウリ,ジューシーなトマトなど、とれとれの新鮮な野菜を食べるのは贅沢なことで、これも畑があるからと感謝している。
土いじりを楽しみ、おいしい野菜を食べられることはとても健康的で、皆さんにも菜園作りを勧めたい。日が当たれば、庭の片隅でも、プランターでも作れる。できたら台所の生ゴミから堆肥を作ると、おいしい野菜ができるし、そのうえ環境にもよい。
草むしりをしながら畑の手入れをするのは楽しいものだが、虫にはほとほと閉口してしまう。薬を使わないから、わが家の畑は虫にとって住み心地がいいのだろう。仕方なく、虫がよく食べる野菜は寒冷紗のトンネルで栽培しているが、それでも食べられてしまう。虫食いのない菜っぱを作るのには、かなり薬をまかないと駄目なようだ。あきらめて、穴のあいた菜っぱを食べている。虫に食われないうちにと、虫たちと食べ競争しているようで、これも共生なのだろう。
キュウリ,ナス,トマトがとれだした。トウモロコシや枝豆もそろそろ食べられそうで、畑へ行くのが楽しみである。
7月18日、緑まぶしい印西の谷津に60人余の子供たち,大人たちの元気な川遊びの声が響きました。新しい住宅地のすぐ奥に、しじみの生息するこんなきれいな谷津があるとは、近くに住む人も知らなかったようです。
田んぼのあぜ川には、はぐろトンボが舞い、冷たいあぜ川では"ましじみ"がたくさんとれました。シジミとり,カエル観察,雑木林でのネイチャーゲームといくつかのコースを楽しみ、夏の谷津を満喫しました。
我家にも30個ほどのマシジミがやってきました夜のみそ汁にするつもりが、よく見ていると口をあけた貝がごそごそと動く姿がとてもかわいくて、とても食べてしまうことができなくなりしばらく一緒に住むことになりました。
こどもたちは毎日嬉しそうにシジミを見ています。私たちが小さい頃遊んだ、こんな谷津田をもっと身近に残しておきたい。そう思った1日でした。
自転車が楽しそうに走っているまちづくりが始まりました。どこでも自転車を目指して練馬区は平成元年より実証運用を開始して、6駅6ポートで合計2450台のレンタサイクルを実施しております。どの駅で乗っても降りてもOKなしくみを目指し、自転車の整備や修理は月2000円(学生の場合)の費用に含まれます。
全国の自治体の中でも茨城県古河市のように「自転車利用促進計画」をこの3月に制定し、その他の自治体でも公用自転車の導入、自転車関連インフラの整備が始まりました。
オランダでは1992年に自転車マスタープランを決め、公共交通機関との連携、自転車利用者の安全及び自転車への転換を実施しており、インフラ整備には莫大な予算が使われております。この国も揮発油税のほんの一部が鉄道輸送促進や自転車イン
フラ整備に使われていくとどんなにか住みやすくなることでしょう。
暑い炎天下は避けるとして、通常の近い所への移動に自転車を利用するとどれだけCO2が削減されるか上記の自治体は試算しました。日本には過密都市が多いので、練馬区や古河市の実践は大きな成果をあげると期待しております。
自家用乗用車は荷物を持たずに目的地まで移動できる利便性があり、便利で快適な生活を支えている一方でCO2やNO2等の排出で環境に負荷をかけております。このちば環境情報センターでも「活き活き自転車のまちづくり」の情報を発信したり、意見交換をしていきたいと考えております。
7月31日〜8月1日、柏のさわやかちば県民プラザで行われた「こども環境講座
in サマー」にスタッフとして参加しました。この行事は今回で4回目になりますが、今年も昨年同様、企画から運営まですべてが、ちば環境情報センターに任されました。
参加者は小学4年生から中学3年生まで29人。一日目はこんぶくろ池の自然観察で、メダカや野草の観察,プランクトン採集,草笛など行いました。夕食は皆でスパゲティーとサラダを作りました。ゆで汁は残しておき皿を洗いました。ベトベトした皿がキュッキュッとしてきて「ゆで汁で油汚れが落ちた!」と皆で感激。夜の天体観察では、望遠鏡で観た月のクレーターの美しさにまたまた感激!!
二日目はこんぶくろ池で採ってきた植物や玉葱の皮などを材料にした草木染めと、顕微鏡を使ったプランクトン観察をしました。自然の材料から美しく染色されたハンカチを手にとって子どもばかりかスタッフもうっとり。ミジンコの不思議な動きやクンショウモの綺麗さにも皆夢中で時のたつのも忘れるほどでした。充実した内容で子ども達と一緒に楽しみました。
次の87名の方々から101枚の「こだわってメダカってカード」を送っていただきました。紙面をお借りして御礼申し上げます。他の皆さんもご協力のほどよろしくお願いいたします。(田中)
柴田 大丈,森崎 博之,高山 斎一郎,高山 遼太郎,斉藤 直人,川元 麻里,桂 亜由美,大塚 由祈子,野口 直樹,井本 龍磨,佐久間 佑樹,鈴木 淳晴,石川 陽一,石毛 宏樹,森本 悠,延島 忠明,藤本 直紀,藤岡 琢朗,吉井 聡,石井 健,秋谷 友美,古葉 成美,丸 弘樹,関 新之介,片岡 麻美,前野 史朗,田中 ゆうや,細矢 由佳,内野 明寿美,?浜 美香沙,江川 真梨子,太田 裕輔,岡田 雄,安田 絵美,石澤 聡美,足立 育夫,田中 利彦,吉田 修一,大谷 なほ,南澤 宏明,南澤 宏壽,芋生 彩乃,芋生 岳史,太田 和夫,田山 なつみ,田村 優介,外西 聖玲名,大里 天,大里 賢,所 祐人,塚本 昌吉,南部 康子,佐藤 加津子,八嶋 美恵子,畑野 有美,稲井 園子,山本 実,土田 陽敬,渡辺 奈緒美,ピーター・ビセット,ビセット・永実,渡辺 真之介,大八木 学,堀内 こゆき,宮内 典子,岡本 崇史,岡本 梓,堀井 清美,木村 明友美,小塚 理沙,鵜川 日向子,二宮 夕季,神山 桃子,寺門 秀晃,友成 奈緒子,鈴木 緑,並木 綾子,小西 槙希子,増澤 京子,百瀬 千史,松本 愛美, 清水 麻美,山田 静香,平田 昂大,水野 貴暁,尾引 麻子,下 笑美子 (以上87名)
<お詫び> 先月号で、一部イベント情報が届かなかった方がいらっしゃいました。事務局が発送する際にイベント情報を入れ忘れたためで、大変申し訳ありませんでした。今後注意いたしますので、ご容赦ください。 |
編集後記 炎天下の川遊び,自然観察。でも、子供たちは元気一杯。大人もあと少し頑張りましょう。 (典子) |