ちば環境情報センター
2003.2.7 発行    ニュースレター第67号
代表:小西由希子

目次
  1. 臨時総会報告

臨時総会報告

      ちば環境情報センター代表 小西 由希子

2002年12月15日、ちば環境情報センター臨時総会を開催し、会のNPO法人格取得について審議致しましたので、その結果をご報告致します。参加者は、23人(委任状25通)で大変熱心な討議がおこなわれました。
はじめに代表よりこれまでの経緯とNPO法人格取得によるメリット,デメリットを説明し、まずは法人格を取得するか否かについての話し合いをおこないました。慎重に協議した結果、多数の賛成をもって「特定非営利活動法人 ちば環境情報センター」設立が可決されました。その他の議案につきましても積極的な意見交換が行われ、すべての議案を可決しました。詳細については議事録および定款を同封いたしますので、ご確認下さい。
千葉県への申請は2002年12月25日に行いました。現在、県NPOパートナーシップオフィスにて縦覧中で、順調にいけば3月中旬には認証され、月末には登記のはこびとなっています。
多くの方のご協力により、なんとかここまでこぎつけることができました。法人格取得については、これまで長い時間をかけて運営委員会で検討し、事務局専従の福満美代子さんと長正子さんが中心になってとりまとめて下さいました。大変勇気のいる決断でしたが、今後はこの選択が会にとってよかったものであるよう活動していくのが、私たち会員一人ひとりの役割であると気持ちを新たにしております。
法人格を取得しましても会の目的や活動はこれまでと全く変わるのもではありませんが、ただ一つ大きく変わることがあります。定款 第3章第6条にも示されておりますが、これまでただ「会員」としていたものを、目的や役割によって区分することにいたしました。また、年会費につきましても会の運営上やむを得ず実質値上げさせていただくことで可決致しました。会員区分と2003年度年会費は、次のようになります。

【会員区分】
(1) 正 会 員:事業の運営・推進・協力・支援をする個人及び団体
(2) 一般会員:事業の協力・支援・参加をする個人及び団体(ニュースレター購読、イベント参加)
(3) 賛助会員:事業を賛助・援助する個人及び団体
   <正会員には議決権がありますが、一般会員および賛助会員には議決権がありません>
【年会費】 (1)正会員:5,000円 (2)一般会員:2,000円 (3)賛助会員:一口10,000円

なお学生の場合は一般会員1,200円とします。
今後とも継続して会を支えて頂ける場合は、4月の新年度からいずれの会員になるかを、みなさまにご選択していただくことになります。つきましては、会員区分の選択希望票を次号ニュースレター(3月号・68号)に同封いたしますので、お手数ですがご返送下さるようお願い申し上げます。
なお、すでに会費を前納してくださっている方につきましては、
@正会員になって下さる場合→申し訳ありませんが3,500円を追加してお振り込みください。
A一般会員になって下さる場合→ご入金いただいた1,500円で結構です(不足分はいただきません)。
ぜひとも多くの方に正会員になっていただき、会の運営を支えていただければと存じます。どうぞよろしくお願い致します。
4月からの新年度は会にとっても再スタートの年になります。法人格を取得しましても会の活動や方針には変わりがなく、「できる人ができることから」をモットーに、一人ひとりが環境問題解決の担い手として主体的に関わっていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願い致します。


CEIC運営委員から

ちば環境情報センターも、この4月にNPO法人格を取得することになりました。会員の皆様の貴重な会費やご寄付などを、これからも千葉県を中心とした環境保全活動のために有効活用させていく所存でおりますので、今後ともご協力よろしくお願いいたします。
さて、当会の活動の方向性などを決定しているのが、毎月行われる運営委員会です。運営委員は現在18名おりますが、今月から毎月2名づつ簡単にご紹介させていただきたいと思います。本人の書いた短い文面から、その人となりが想像して頂けますか。

それでもエコ?だからエコ     佐倉市 瓜生 達哉 
夜遅くまで灯りをつけ暖房した部屋でパソコンを駆使してホームページ検索やメールで"エコ"を論じ、車で遠くの"場"へ出かけて"エコイベント"に参加している私。ガソリンを使ってリサイクル封筒やリサイクル用紙を事務所に届けるって"エコ"?最悪の産廃を吐き出す原発とCO2原因の石油に支えられた"エコ"ってなんだろう。
でも、多くの人とより広く早くコミュニケーションを図るためには"エコ"的な社会を早く作るためには無くてはならないものばかり。いつになったら"エコ"的で快適な便利な世の中になるだろうか。漸くこの"便利さ"を享受し始めたアジアの隣人達の消費エネルギーと私たちの"エコ"って...。我が家からチャリンコで数分の畑を耕しながら考えあぐねて澄み切った高圧線で区切られた東関道と16号、成田街道に囲まれた"青空"を見上げた。

NPO法人申請に踏み切って・・・   千葉市稲毛区 伊原 香奈子
「12月にNPO法人申請をする」事に決まった瞬間、とてつもなく大きな重圧を感じました。新しい門出が、私にとっては恐怖でした。やれることを楽しみながらしていればよかった今までの環境から、「しなければならない」という義務と責任の中に身をおくことへの恐怖と、外部のNPOに対する風当たりの強さや冷たい視線が頭をよぎりました。それは今も変わりません。
まだまだ甘えや相手にゆだねる思いが強い私は、全然自立できていません。そんな私がNPOの理事(運営委員)なんて務まるのでしょうか?でも、私の「やりたいパワー」を引き出してくれたちば環境情報センターを、微力ながら支えていきたい。そんな思いで、理事への就任承諾書にサインしました。印鑑を押す最後の手は、婚姻届より緊張していました。


編集後記:2月5日、シンポジウム「房総の里山を語る」に出席しました。短期間の広報活動だったのにもかかわらず、堂本県知事,中村俊彦氏,ケビン・ショート氏のディスカッションに、会場の県庁大会議室は、300人以上の入場者で立ち見が出るほどの大盛況でした。厳しい指摘もあり、里山保全条例に対する関心度の高さを感じました。 mud-skipper