ちば環境情報センター > ニュースレター目次>ニュースレター第7号
目 次
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松山 みよ子
“地域”を大切にした,親と子の環境学習「小倉市民の森フィールドビンゴ」
1月14日残雪残る冬木立ちの中、小倉小学校6年生90名,保護者60名による親子レクレーションを行いました。
プログラムを作るにあたり心がけたことは、1.身近な地域を生かした自然体験をおこなうこと,2.親と子が一緒に楽しめること、そして3.チームで協力するゲームと個人のゲーム(カモフラージュ)を組み合わせることでした。題して「小倉市民の森 フィールドビンゴ」。
林の中に問題8つ。たとえば、カラスウリの種の形はA・B・Cのどれでしょう?などなど。そして質問も8つ。これは自分の冬探し。“暖かいもの”を探したり、木に触れたり、鳥の声を聞いたり、花の色、草の香りを嗅、ぎ,虫を探したり・・・。みんなみんな生きている命なんだということにも気づいて欲しいと願って・‥。
カラスウリの実物を配り(うちでの小づち)形を確認してもらい、「どんな願い事もかなう小づちです。持っていると幸せが訪れるかもしれませんよ。」と伝えると、子供達も大喜びで大事そうにポケットの中に入れていました。一番誤りが多かったのは「フキ」。これはどの部分が食べられますかという問題でした。(正解は葉柄、茎です。)
親と子がワイワイ、ガヤガヤとふれあって解答を見つける−松林の中の会話は・五感ばかりでなく、心の感性をも研ぎ澄ましてくれたようで,大変微笑ましいひとときでした。
協力して下さった先生方、保護者の皆様、参加したみなさん、どうもありがとうございました。
桜咲く春に林の中でまた何かに出合えるといいですね‥・。
昨年12月に発足した環境活動相談窓口も、おかげさまで少しずつ皆さんの活動のお手伝いをさせていただいています。知識や経験豊富なあなたのお力をここでもぜひ生かして下さい。これまでの相談内容(一部)は、
・地域の主婦を対象にした環境のお話会をしたいが、待機電力など暮らしの中でできる温暖化防止対策について参考になる資料はありませんか?
・紙すきをやりたいんだけど、ミキサーを貸してくれるところはありませんか?
・温暖化ガスの発生量はどうやって算出するの? などなど・・・。そ・こ・で…
「あなたもなれるサポーター、わたしもやりたいサポーター」のためのワークショップ
日時:4月4日(土)10時〜5日(日)3時まで 場所:手賀の丘少年自然の家 募集:30名
申込み:043−266−0383(Faxも)意欲満々スタッフによるたのしい企画が待っています。ぜひご参加を!
南川 忠男
私の妻は2人めの子供を出産してから主婦性湿疹がでてきました。ひどいのを見かねて私は休日の台所の片付けを手伝うようになり、だんだんと洗い方を工夫するようになり、今は環境への負荷の少ない洗い方ができるようになってきました。妻の湿疹はわるくはなってきていません。
BOD(g) | リン(mg) | |
醤油10g | 2.2 | 39 |
みそ10g | 3.7 | 27 |
マヨネーズ10g | 12.9 | 8.7 |
缶コーヒー180ml | 21.0 | 106 |
牛乳 180ml | 14.9 | 240 |
食用油15ml | 17.1 | 1.5 |
具体的には皆様もなされているように、フライパンの油や皿のマヨネーズ,ソースは古い電話帳(今までの経験でこれが一番油を取れる)の紙で拭き取り、更に少しの水を使ってアクリルエコたわしでさっと洗い流し、少しの洗剤を使いスポンジで洗っております。こうすることにより、窒素分の高い洗剤の使用量も少なくすることができております。
ぬぐった紙ごみはごみ可燃物の袋に入れます。例えば食事がハンバーグだった場合フライパンや皿を、ゴムへらと紙でぬぐい取った後に洗った場合と、そのまま水で洗い流した場合では汚れの指標であるBOD負荷は6倍も違います。
右の表のように台所からの汚れが数字となっております。因みに東京湾の汚濁負荷の70%は、ふつうの家庭からの生活排水となっております。台所で汚れた水を少なくする努力は更に望まれます。食後の食べ残しや調理器具の油等の汚れを拭き取って洗うことが重要です。家族が私のやり方をまねるようになり電話帳が早く無くなっていきます(無くなれば次は時刻表がひかえています)。
面倒だと思う方も多いかもしれませんが、ちょっとした心掛けと手間でこの行為を習慣化し持続してもらえればと望んでいます。ひとりひとりの行動、努力の積み重ねが環境を良くしていくと考えております。
長 正子
1月20日グリーンコンシュマー全国ネットワークの呼びかけでスーパー、生協との意見交換会が開かれました。スーパー、生協からダイエー、イトーヨーカ堂、西友、大丸ピーコック、オリンピック、いなげや、コープかながわ、ユーコープ事業連合、ジャスコの9事業者が参加し、消費者側も京都、福岡、名古屋等と全国各地でゴミ問題、環境を考える活動をしているグループが集まりました。全国ネットワークの代表から98年度の第2回全国版「地球にやさしい買い物ガイド」の発行を予定していることが話され、そのためにもお互いに理解し合うことの必要性が強調されました。
事業者側の環境対策の担当者からは各社の現状の説明があり、共通して言えることは最近の塩化ビニル樹脂の危険性がいわれるようになってきていることからラップフィルムの見直しが進められていること、レジ袋の削減については、スタンプ制は過渡期のもので、本当は有料化したいけれども、昨今の不況で売上げ減になるようなことはできないこと(これについても生協側から2、3年かけて移行していったこと等が話されました)。
また、イトーヨーカ堂の担当者から環境団体の人は牛乳パックやトレイなどの目に見えるものばかり問題にするが流通で一番大切な毎日の配送を合理化することによって、CO2の削減、エネルギーの削減に貢献している、そういう目に見えないところも見てほしいといった声もありました。
また、97年度に世界でも流通業では初めて西友が環境マネージメントシステムの国際規格ISO14001を取得しました。この資格を取得する過程で事業活動から生じる環境への負荷を大気、水質、土壌などあらゆる分野で見なおしができたという報告もされました。こういう積極的な企業の姿勢を消費者の側からも応援していくことが大切ではないかという意見もでました。
最後に、流通業の人だけでなく、メーカー、コンビニエンスストアーの人たちとの話し合いも今後は必要ではないかということが課題として残りました。お互いに対立するものとして認識するのではなく少しでも理解し合いながら、立場をのりこえて環境間頗をかんがえていきたいものです。
ちば環境情報センターでは下記のようなものが閲覧できます。ぜひ、利用してください。
*活動グループの機関紙
*環境に関する研究機関、行政からの刊行物、冊子
*環境新開
*新各紙の環境に関連した記事の切り抜き
*書籍、雑誌
*イベント情報
皆さんの持っている情報、活動へのお誘いも待っています!
那須 智子
昨年10月のエコメッセで入会しました。ちょうダイオキシンの問題ではいろいろな不安な情報が飛び交う中、その削減のための具体的な正しい情報はどのように調べたらいいのだろうかと考えあぐねていたところで、センターの配っていたチラシは具体的なダイオキシンの原因一覧表と、プラスチック分類一覧表であり、まさにそのとき私が知りたい情報でした。
以前から、環境負荷をなくすために、一人からでも行動するための正しい情報を、だれもが得やすく調べやすい仕組が必要だと思っていました。また、いろいろある情報はどれもばらばらすぎるので、整理したうえでどういう行動が重要かや、効果があるのかを判断できアドバイスするという仕組も、NPOとして必要だと思っていました。それを、センターではすでに始められていたのでとても嬉しかったのです。
現在子育て兼リタイア中の身であり、社会的な仕事も行動もできず、むしろ下手に自分の時間を得ようとすると、かえってCO2をだしてしまうような消費一辺倒の生活なり、社会のなかでなにかひどい産業廃棄物になったかのような気分になり、落ち込むこともあります。でも、センターの存在が勇気となり、子育ても含めた自分の環境負荷を、生活としての醍醐味と楽しみながら削減していく方法に取り組みたいと大胆にもおもっています。
そのために、環境共生の技術について勉強していくつもりですのでどうぞよろしくお願いします。
編集後記
・風邪が流行っています、気をつけて下さい。(佐々木)
・幼稚園バスをやめて、30分歩いています。体も心もぽかぽかです。(古川)