ちば環境情報センター > “最近”ではない話題 > 2014年
みんな楽しみにしていた収穫祭は72名の参加者があり大いに賑わいました。
いか焼き、さかな焼き、焼き鳥の出店、たき火に焼き芋、汁物。なんといってもメインは餅つき、皆で作った緑米でこども達もみんな代わる代わる餅つきをしました。餡子で黄粉で大根おろしで納豆でお腹いっぱい食べました。
こども達は谷津を巡りながら谷津田ウルトラクイズに挑戦です。谷津を巡るといっても背の高いヨシやオギなどの草の中をかき分けて歩くのでこども達にとっては非日常の大冒険です。クイズ11問の高正答者には竹トンボの賞品が贈られました。
この一年、田んぼに足繁く通って米作りに参加したこども達15名には、ご褒美でコシヒカリ一キログラムが贈呈され参加者から盛大な拍手を貰いました。米作りに積極的に参加された方々には収穫したお米を配分、今日参加された方々にも赤米や黒米のお土産をお持ち帰りいただきました。
冬季は鳥の観察を主に谷津の下流部を巡ります。冬鳥のアオジ、カシラダカは谷津全体に広くやってきていました。声だけで判断がつかないのですがシロハラかアカハラと思われる声もいくつか聞きました。近年鳥が減ったという印象が強かったのですが今年はまずまずの状況の様に感じました。
モズが枝先にとまってみんなの被写体になってくれました。コバネイナゴのはやにえも見られました。キジの雌が足元近くから飛び立ち脅かされたりしました。
残念なことに不法投棄があり、冷蔵庫が二つすてられていました。拾えるゴミは持ち帰りましたが、冷蔵庫は追って対処することにしました。(参加者 大人6名、こども1名)
「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」選定の助成をいただき、カレンダー『下大和田谷津田ごよみ2015』ができました。数に限りがありますので、ご希望の方はお問い合わせください。
今日は米作り最後の工程「籾すり」です。例年通り千葉市の農政センターで籾すりを行いました。籾すり機2台、フル稼働で、コシヒカリ、農林1号、緑米、黒米、赤米、MIXの6種の籾すりをしました。こども達も大活躍、籾を絶え間なく機械に投入してくれました。
籾すりに参加した方にはお米を分配しお持ち帰りいただきました。当日、参加できなかった方には収穫祭の時にお渡しすることにしています。好天に恵まれみんな揃って楽しくお弁当を食べました。
今日は緑米、赤米の脱穀です。天候が崩れる予報だったので早めに集まった人たちで作業を開始しました。たくさんの方の参加があり、脱穀作業と並行して、おだを外し竹の足を洗ったり、わら束を片付けたりと、午前中にすっかり作業を終えることができました。
また台湾から雑誌社(経典雑誌)の取材がありました。記者の郭さん(女性)によると、台湾でも近年里山活動への関心が高まっているそうです。カメラマンはイタリア人のアルベルトさん。稲わらを運んだり小川で魚採りをする子どもたちをファインダーに納めていました。
午後、イヌシデの枯れ木の薪割りに興じていたところ、タマムシの幼虫が数匹出てきました。初めて見る姿に感動。太い幹は丸太のまま残すことにしました。たき火はこども達も大喜び、しばし火を囲んでおしゃべりを楽しみました。
草木が紅葉し始め、ガマズミ、ムラサキシキブなどの木の実も彩りを添え、すっかり秋の色合いが濃くなりました。田んぼではゆでだこの様に赤くなったタコノアシや蓼食う蟲も好き好きのヤナギタデが花を咲かせ葉を赤く染めています。その葉を噛んで辛みを味わったり、ロゼットに花を付け始めたちょっぴりピリ辛のサラダに良さそうなタネツケバナを食べたり、ハッカの葉を口にして清涼感を味わったりしました。
気温が上がって虫たちもたくさん見られました。80cmほどの紅葉したヌルデの若木に何故かツチイナゴが5頭もいました。他の何種かの虫もその若木で見られました。なんでヌルデがこんなに虫たちに好まれるのか不思議でした。
冬鳥、一番乗りのアオジの声も聞け、秋の谷津を満喫した観察会でした。
平日の臨時の活動日でしたが5名の仲間が呼び掛けに集まりました。
山の台地の東側斜面の下刈りをしました。アオキが茂り暗かった山が、すっかり明るくなりました。
集合写真の足元にはカラタチバナが実を付けています。(参加者 大人5名)
9月13日のコシヒカリの稲刈りに続いて成熟の遅い緑米、赤米の稲刈りをしました。
緑米はもち米です。12月の収穫祭で餅つきをして皆でお腹いっぱい食べるお餅になります。
田んぼからはクサガメやアズマヒキガエルがでてきて、こども達の遊び相手をしてくれました。(参加者 大人21名、こども7名)
ちば環境情報センターの谷津田保全の活動が、第6回「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」(主催:関東地域づくり協会、日本生態系協会)に選定されたことをきっかけに、生物多様性地域連携保全活動計画づくりのキックオフとして、事務所での話し合いと現地視察を行いました。当日は、日本生態系協会の亀田聡さんにお越しいただき、保全のために利用できそうな仕組みの検討や外部へのアピールの視点などについて話題提供いただきました。
当日は気持ちのいい秋晴れ。午後の現地視察では、普段の活動のメインエリアを手始めに、谷津の最上流の湿地から、鹿島川への合流までを巡りました。谷の奥の湿地ではサワガニがひょっこり出てきたり、最下流部ではやわらかく色づき始めた斜面林が夕暮れに輝いていたりと、改めてたくさんの魅力や可能性に気づくことができました。
耕作される田んぼの減少や土地所有の複雑さなど、課題はたくさんありますが、この地域の豊かな自然が将来にわたって保全されるよう、さまざまな方のご協力を得ながら、取り組みを進めていきたいと思います。
大椎小学校の五年生が稲刈りにいらしてくださいました。今年は雨で一週間延期となりましたが、その分、良く熟しました。
ボランティアのみなさまのお陰で今年も怪我なく稲刈りできました。どうもありがとうございます。
谷津田だより十一月号に五年生達の感想が載っていますので御覧ください。
あすみが丘小学校の五年生が稲刈りにいらしてくださいました。今年もたくさんのいきもの達と一緒に育ったお米を、元気良く刈ってくださいました。
谷津田だより十月号に五年生達の感想が載っていますので御覧ください。
緑区の誉田に源を発し、千葉市内を流れ、県庁の脇を経由して東京湾にそそぐ都川。上流部と下流部を見る限りとても川に入って遊べるようには思えませんが、豊富な湧水と自然度が保たれた川の浄化作用で中流部はたくさんの生きものが生息できるきれいな川になっています。
多部田橋上流側で、タモ網を持って川に入り、生きものを捕まえて遊びました。メダカ、ドジョウなど魚類7種、スナヤツメ、エビの仲間3種、コオニヤンマ、ハグロトンボのヤゴ、コオイムシなどの昆虫、ハリガネムシまでいました。
最後に、県立千葉高校の生物の先生田中正彦さんが、捕らえた魚や生きものをひとつひとつ解説しました。食い入るように話を聞く子供たちの姿が印象的でした。自然状態に近い川の果たす役割、作用など身をもって体感してもらえたことでしょう。
樹液の出ているクヌギではコクワガタやカナブンは見られましたがカブトムシはいませんでした。セミもまだ鳴いていません。夏の虫の出現は間もなくでしょう。
林縁ではアカトンボの仲間がたくさん見られました、ノシメトンボが圧倒的に多いようでした。
そこここにネジバナが咲いていますが中に白花のものがあり目を引きました。
たくさんの方の参加があり、瞬く間に田んぼは綺麗になりました。
田の中には今年生まれのメダカの赤ちゃんやニホンアカガエルの仔ガエル、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシで賑わっていました。
こども達も元気いっぱい大活躍、田んぼに入って草取りに参加したり、ザリガニやメダカすくい、森でブランコを楽しんだりと思う存分遊びました。
畦を歩くとニホンアカガエルの仔ガエルがピョンピョン跳ねて逃げ惑います。田んぼでは今年生まれのメダカの仔が群れて泳ぎ、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシがいっぱいです。
花も昆虫もいっぱい。クワ、クサイチゴの実などを味わったりしました。
途中、ホオジロが枝先で囀っているのを全員でじっくり観察しました。卯の花(ウツギ)が咲き、ウグイス、ホトトギスの囀りを聞きながらの観察会でした。
お天気に恵まれ、大勢のちびっ子も参加して田植えをしました。
先ずは植え方を教わって、苗床の苗を採って、さぁ田植えです。
最初は田の中を歩くのも大変でしたが、すぐ慣れて、上手に植えることが出来ました。
林内の倒木の恐れのある危険な立木を伐倒しました。
谷津からはオオヨシキリの囀りが聞こえてきました。今シーズン初めてです。
お昼には朝市で仕入れた魚や野菜、若竹煮、汁物、コーヒーと舌鼓をうち、午後はまた、元気いっぱい仕事をしました。
たくさんの参加者のおかげで、草がいっぱいだった田んぼがみるみるきれいになり、いつでも苗を植えられる状態になりました。
苗代の保温用のシートもはずし、美しい緑の苗が姿を現しました。
こども達は田んぼの中で泥んこレースなど元気いっぱい楽しみました。
ニホンカワトンボが水路の周辺をひらひら飛び交っています。緩やかな飛び方なので小さい子でも捕らえられるので大喜び。
ニホンアカガエルのオタマジャクシは手足が出て尾を引きずりながらピョンピョン跳ねているものもいました。
シュレーゲルアオガエルの合唱とウグイスの囀りに囲まれた観察会でした。
コナラに幹にイボタガ(大型の蛾)の羽化したばかりの見事な個体がとまっていました。
ヤマザクラが満開、田んぼではシュレーゲルアオガエルの大合唱です。カワセミが大きな声で鳴きながら盛んに飛び回っていました。たくさんの花々に出会えた観察会でした。
講座の新しい仲間を迎えて米作りが始まりました。
苗床をつくり、種をまき、保温のトンネルを掛けました。
昼休みの林内散策ではリスが出現し、みな大喜びでした。
倒木の整理、下刈りを行いました。
チェーンソーの講習会後、初の山仕事。MYチェーンソー3台が活躍しました。
食べられる野草を探しながら、下大和田谷津を巡りました。
セリ、ハコベ、ヨモギ、ノビル、ニワトコ、タネツケバナ、ツクシ、…十数種の食材を摘みました。
さぁ! 下ごしらえをして料理、お浸し、あえ物、天ぷら、汁物、ノビルは生で酢味噌でと数々春を味わいました。
刈払機の講習に続き、千葉県森林組合君津市所木村正敏氏を講師に迎え、15日はちば環境情報センター事務所で座学、16日は下大和田の森で実地の講習が行われました。
倒木や大雪による被害木がたくさんありましたが実地の講習の中ですっかりきれいになりました。掛かり木の処理、大径木の伐倒、分解点検清掃、刃研ぎなどみっちり学びました。
11名で倒木の整理、散策路の整備、下刈りを行いました。
いちはら里山クラブの風間代表が応援に来られ、自らチェーンソーで倒木を整理してくださるなど、お教えを頂きました。
大雪で延期になったYPPニホンアカガエル卵塊観察会と里山くらぶ樹木の名札掛けを兼ねて実施しました。
田んぼを巡り、新しい卵塊を探しました。今年はここ数年では最も多い数の卵塊が確認されています。2月中旬までに産卵されたものは、既に孵化していました。
そのあと、林内を巡り自分の好きな樹木を選び、名札を作りました。名札は倒木を斜めに薄く輪切りにした素朴なものです。表面に樹木の名前、裏面に日付、作成者の名前、幹回りの寸法を記入しました。皆でなったシュロ縄で、木に結えました。
千葉県森林組合君津支所の木村正敏氏を講師に迎え、林業・木材製造業労働災害防止協会の公式な講座として開催しました。
安全で充実した「里山くらぶ」の活動を目指して企画し、前半はちば環境情報センターの事務所で座学、後半は下大和田谷津のフィールドで実地研修を行いました。初心者も、使い慣れた人も安全を確保するためには是非知っておきたい内容でした。
3月15・16日にはチェーンソーの講習を行います(募集は締め切っています)。
ニホンアカガエルの産卵が始まり田んぼの中の卵塊を探したり、鳥を見たり、冬芽と葉痕を見たりしながら谷津を巡りました。
林縁にノスリがとまりじっと下を見ていました。下にはモグラ塚がいっぱいあるところです。モグラ塚を見張っていたのでしょうか。参加者全員がゆっくりスコープで観察することが出来ました。
冬芽と葉痕ではニワトコ、クズなどで可愛いもの、面白い顔などを探して楽しみました。
田んぼを守ってくれたかかしや持ち寄ったお正月のお飾りに感謝し、無病息災・五穀豊穣を祈り炊きあげました。
火起こしに5組が競い、こどものチームが見事成功、着火しました。
お汁粉、田んぼで摘んだセリを具にした味噌汁、焼きもちなどが振る舞われました。
こども達はマシュマロを竹に刺して焼いたり、弓矢の的当て、谷津田トランプなどを楽しみ、大人はベイゴマ、けん玉など昔を懐かしみながら楽しみました。
また樹木の名札をのこぎりで切ったり、デモンストレーションでチェーンソーで切ったり、シュロ縄ないもしました。
もりたくさん楽しんだ「どんど焼きと昔遊び」でした。
冬しか踏み入ることが出来ない谷津の下流部鹿島川源流の一つに合流するところまで巡りました。
バードウォッチングをしながら同時にこの谷津の置かれている現状を再確認しました。
鳥は非常に少なく観察会前後を含めて15種でした。そんな中、赤い鳥ベニマシコは今日も出ました。
素晴らしい景観の所もありましたが、耕地は皆無で放棄されたままでした。