ちば環境情報センター > “最近”ではない話題 > 2020年
二組に分かれて作業しました。 一つは林内の遊歩道周りのアズマネザサ刈り、もう一つは小川の中・縁の葦刈りをしました。 林内はマンリョウ、ヤブコウジ、ナンテンの赤い実がとてもきれいです。 小川周りもすっかりきれいになりました。花沢さんの田んぼまでと昨年作った向かいの土水路へ落とす水路の葦を刈り終えました。水の流れもぐっと良くなりました。花沢さんの田んぼの境にある杭には早速カワセミが来て餌を捕っていました。 昼食時にはブランコのロープの点検もしました。 参加9名(大人6名、中学生1名、小学生2名。)
冬鳥の様子を探りながら下流部手前の鉄塔まで巡りました。 カシラダカのいくつかの群れに出会いました。例年より多いように思えました。アオジとの出会いはちょっと少なめでした。ジョウビタキの声もしていました。ツグミの仲間の声は聞きませんでした。谷津内のブッシュがイノシシ対策で刈られたので例年鳥の居着くところが変わってしまったようです。 向かいの土水路をコシボソヤンマのヤゴを探ってみましたが、見つかりませんでした。カワトンボのなかまのヤゴ、ヤマサナエのヤゴ、ヨシノボリ、ドジョウ、スジエビ、ヌマエビの仲間、ヨコエビ、カワニナなどがみられました。 谷津を巡りながらアラゲキクラゲ、ヒラタケなど食べられるキノコを摘んだり、林内に戻ってからは植栽したエノキタケを採ったりして一部の方にはお土産もできました。 林内は赤い実をつけたマンリョウやナンテンなどの植物がたくさんあります。中でもフユイチゴがいっぱい実をつけていて甘酸っぱい味を楽しみました。 解散して人がいなくなったら田んぼにカワセミがやってきました。 参加14名(大人11名、大学生1名、高校生1名、小学生1名)
YPP、マイ田んぼで作った5種のすべてのお米のもみすりを行いました。 今年はコロナ禍で作付けを減らすなどの対応をしたため、ほぼ正午過ぎにはもみすりを終えました。お持ち帰りのお米を分けている間、手の空いた方々で大草谷津を一巡りしました。紅葉もすすみ美しい大草谷津の景観を楽しみました。 今年は、収穫祭を行わないこととしたため、米作りに関する行事はすべて終了しました。 コロナ禍の下でしたが皆さんで力を合わせてご協力いただいたおかげで田んぼを維持することができました。ありがとうございました。 参加22名(大人18名、小学生3名、幼児1名)
イノシシに荒らされた畦の修復作業が続きます。泥を上げたところは固まるまで立ち入らないようにしましょう。再びイノシシに掘り返されないよう祈るばかりです。 林内はナンテン、マンリョウ、ヒヨドリジョウゴなどが赤い実をつけています。フユイチゴの実も赤くなって口にできるようになってきました。つまんだり、赤い実を使ってリースを作ったりのお楽しみもありました。 参加9名(大人6名、小学生1名、幼児2名
緑米、赤米、黒米の。脱穀をしました。 どんよりとした曇り空で雨が降り出す予報もあったので早く来たスタッフで、すぐ作業を始めました。 小さいお子さんも稻束を運んでお手伝いをしました。 脱穀と並行して皆で不要になった古い稻束をたんぼに投げ入れたり、おだ小屋を整理しておだの竹を片付けたり、マイ田んぼ分も含めてあっという間に作業は終了しました。おだもなくなって、何もなくなった田んぼは広く感じられました。早めのお弁当を食べて解散しました。 参加17名(大人13名、小学生2名、幼児2名)
今日は千葉市の自然体験と合同の観察会になりました。めいめい捕虫網を持って谷津田を巡り生きものを捕らえて観察したり、湿地性の植物をみたりしました。この時期は様々なひっつき虫といわれる植物の種に出会えます。子孫を広く遠くに広げようとする植物の戦略を見たり、キバナアキギリの昆虫に花粉をつける仕組みを見たり、ヤナギテデやスズメウリを味わったりしました。 コバネイナゴ、ツチイナゴにはたくさん出会いました。捕らえてイナゴの特徴である喉元の突起を見たり、キタテハを捕らえてタテハチョウの特徴である前脚の退化している様などを見たり、ジョロウグモの巣を観察したりしました。 後半は小川に住む生きものたちとのふれあいの時間です。たも網に持ち替えて小川を探りました。 網を川へいれてもなかなか魚は捕れませんが捕れたときは歓声が上がります。捕った魚を持ち寄り種類ごとにミルソウに入れて解説を聞きました。魚7種、甲殻類3種などでした。 たくさんの出会いを楽しんだ観察会でした。 参加45名(大人24名、高校生1名、小学生15名、幼児5名)
谷津は秋の色合いが濃くなってきました。古代米も稲刈りを待つまでになりました。 今日はイノシシにめちゃくちゃに崩された畦に土を上げました。 まだ一部で土を上げただけで未完ですが骨の折れる作業でした。またイノシシに荒らされないことを祈るばかりです。 小屋の中の整理をしたり、子どもさんには古い稻束を田んぼに投入してもらったりしました。 参加8名(大人7名、小学生1名)
今日は天候不順で延期になった「コシヒカリ」の脱穀と観察会の同時並行開催となりました。 開始前に捕らえられていたヒバカリに小さいお子さんはちょっと引いていましたが、すぐになれて触れて戯れたりしていました。 今日の観察会はトンボの調査もかねて行いました。昨年は大きな台風や大雨による被害を受け生息数を大きく減らしました。今年はその影響が心配されたのですがトンボの出現数はとても少なく、捕らえてマークをして放したのはわずか15頭という結果でした。(例年は100頭前後)特にあかねの仲間が影響を大きく受けたように思えました。 実りの季節でクリやアケビ、ムカゴなどを採ったり、スズメウリの実を採って味わったりしながら巡りました。ジョロウグモの雄と雌の大きさの違いに驚いたり、円網を作る作業を見たり、クモの観察も面白いものでした。 谷津を一巡して戻ってきたときには脱穀の方も順調に進んで終るところでした。新型コロナウイルス対応でスタッフにより、できる範囲の米づくりをしたため収量も少なく早く作業を終えました。 子どもさんが採ったのでしょうバケツにタニシが数個入っていましたが中にマルタニシが一つ入っていました。最近はオオタニシが優勢になってマルタニシは見られなくなっていましたので回復に期待です。 最後に脱穀機のカバーを外して機械の仕組みなどを解説してもらい終了しました。 参加37名(大人22名、小学生8名、幼児7名)
今年は稲を植え残したので田んぼに大きな水面が出現していて、キクモが大小の島のようになっていたり、オモダカが群生したりしていて例年と異なる景色が出現しています。 開けた水面にはシオカラトンボやギンヤンマが飛び回り、水の中にはオオタニシがごろごろ、その間にはハイイロゲンゴロウがくるくる泳ぎ回っていました。キイトトンボを見事に撮った参加者もありました。 YPP田に仕掛けたウシガエル捕獲のワナにはクサガメが3匹、タモロコ、アメリカザリガニ、フナ、タイリクバラタナゴ、スジエビ、ヌマエビなどがかかっていました。隣の花澤さんの田んぼの方でもクサガメが1匹かかりました。クサガメは計測し、写真を撮ってその場で放しました。 林縁ではジャノメチョウやシジミチョウの仲間がたくさん出ていました。モズの高鳴きも始まり、飴色のヤマトシリアゲも出現して秋になったことを感じさせてくれました。 参加7名(大人5名、小学生2名)
まず、稲の作柄を調べました。1株から稲穂が何本出ているか。1本の稲穂に何粒の籾がついているか、みんなでカウンターを手にして任意の2株、2本の稲穂を数えました。今年は稲の分けつが芳しくなく一株平均9本の稲穂ということで最低の記録となってしまいました。7月中全く日照がなかったのが影響しているように思えます。 かかし作りは竹藪に入って竹を切り出す所からはじめました。枝を払い、骨組みを作り、服を着せて、と多くの方は初めてのことに戸惑いながらも午前中でほぼ仕上がりました。午後は記念写真を撮り、田んぼに立てました。 稲刈りが無事に終わるまで田んぼを見守ってくれることでしょう。 参加25名(大人15名、大学3名、小学生3名、幼児4名) 報告・写真 網代春男 集合写真 田中正彦
谷津内にウシガエルの侵入が明らかになったのでワナを仕掛け捕獲を始ましたが、丁度1頭がかかっていました。先ずは特定外来生物のウシガエルの観察と説明から始まりました。 今日のクヌギの樹液レストランはカブトムシ13頭を始めカナブン、クロカナブン、オオムラサキ、ルリタテハ、サトキマダラヒカゲなどで大繁盛でした。 田んぼではギンヤンマ、シオカラトンボガ飛び交い、水面近くではオオイトトンボが小さい肢体を輝かせていました。道脇ではコオニヤンマも現れ、網を振ったお子さんもありましたが捕らえられませんでした。 ヌマトラノオが数株花をつけていましたが生えているところはイノシシに掘り返されていました。 参加19名(大人11名、小学生4名、幼児4名) 報告 網代春男
トンボやチョウが出ていて虫取りの楽しさを味わってもらいたく、希望者には捕虫網を持ってもらいました。お母さんもベニシジミやモンシロチョウを捕らえて子どもの頃に戻って楽しんでおられる姿もありました。アオスジアゲハが現れ、アゲハも捕らえられました。 小さいお子さんが自力でシオカラトンボやオオシオカラトンボを捕りました。忘れられない一日になったことでしょう。 田んぼにウシガエルの卵塊がありました。最大数万個にも及ぶという卵が孵ったら他の生きものに与える影響は計り知れませんので取り除きました。親がエルを捕獲することが急がれます。 参加28名(大人17名、高校生1名、小学生5名、幼児5名) 報告・写真 網代春男
新型コロナウイルスでの感染防止に配慮しながら活動再開して初の「森と水辺の手入れ」です。千葉市環境保全課から3名の方も参加しての保全地域内の協働作業です。 懸かり木になった倒木の始末、笹刈り、畔まわり土手の草刈りなどを行いました。 皆さん、巣ごもりから解放されて楽しそうでした。子供達はメダカやザリガニ採りに夢中でした。 参加27名(大人17名、中学生2名、小学生5名、幼児3名、) 報告 網代春男・写真 田中正彦
活動自粛中はスタッフで人数を制限して田んぼの維持と来年の種籾を残す程度を目標に活動してきました。 今日は活動自粛開け初の米づくり作業で、密にならないように配慮しながら、小雨のなか田んぼへ入って草を取りました。 田植えを希望する方には田植えもしていただきました。 田んぼにはニホンアカガエルの仔ガエルとまだしっぽが残ったシュレーゲルアオガエルの仔ガエルがいっぱいでした。 昼前に雨が本降りになってきて作業を終了しましたが、大方草も取り終えていました。 参加8名(大人7名、小学生1名) 報告 網代春男
3月以降行動自粛中は担当により動植物の記録だけ取っていました。 活動を再開し、初の観察会です。 今日の特記は大きなテントウムシに出会ったことです。大きい!見たことない!と言う声が上がりました。写真に撮って調べて見ると昨年東金の県立農業大学の農園で千葉県3例目が発見されたという、まだ珍しい、ハラグロオオテントウでした。温暖化によるものか北上してきているということです。大きさに驚きましたが下大和田でよく見られるカメノコテントウと共に3巨大テントウムシの中の1つということでした。千葉市内での観察は初めての可能性もあり、県立中央博物館と千葉市環境保全課へ報告しました。 エノキの折れかかった枝ではアシナガオニゾウムシがペアーでいるところが見られました。これも観察会初登場でした。 巡っている間、ウグイス、ホトトギスの囀りに加えて、キビタキの囀りがずっと聞こえていました。 参加19名(大人11名、高校生2名、中学生2名、小学生3名、幼児1名) 報告・写真 網代春男
今日はキノコの種駒を植える日でしたが、天候はあいにくの雨。 種駒の打ち込みは子どもが喜んでする作業ですが、子どもの参加が少なくなって残念でした。雨の中参加してくれた3人のお子さんは大人がドリルであけた孔に一生懸命種駒を打ち込んでくれました。 シイタケ、ナメコそれぞれ500駒植えたところでお昼となり電池の残量も殆どなくなったので作業は終わりとしました。季節外れですがほだ木からポツポツ顔を出したシイタケを摘んでお土産にしてもらいました。 参加11名(大人8名、小学生2名、幼児1名、) 報告・網代春男
今日は田んぼを巡ってニホンアカガエルの卵塊のカウントをしました。 例年だと産卵は始まったばかりの時期ですが、今年は暖冬で既に盛期は過ぎ去ったようでたくさんの卵塊がありました。YPP田、マイ田んぼ、花澤さんの田んぼと一つ一つの田んぼをカウントして回りました。 総数で748個でした。昨年比でYPP田んぼは90.4%、マイ田んぼは89.5%、花澤さんの田んぼは28.6%という状況でした。花澤さんの田んぼだけが極端に少なかったのですが、畔がイノシシによりめちゃくちゃに荒らされたのが原因ではないかと気懸かりでした。 高橋さんの解説でニホンアカガエルの卵を実体顕微鏡で観察しました。 今日も暖かく春のような日差しでオオイヌノフグリは満開、ヒメオドリコソウ、ノゲシなども花を咲かせていました。ナナホシテントウも畔に姿を見せました。アオサギが頭上を飛び、セグロセキレイはペアーでいつもの通り田んぼで餌を採っていました。
畔の補修とイノシシ対策でYPP田とマイ田んぼの間のアシ原の草刈り、道路際の山側から流れ落ちた土の整理を分担して作業しました。YPP田からマイ田んぼが見通せるようになりました。 暖冬で早く目覚めたのかニホンアカガエルの卵塊が1つありました。お腹の大きいカエルも出てきました。観察を始めてから最も早い産卵でした。今年は産卵が早まるかも知れません。メダカも田んぼに群れていました。 参加11名(大人6名、小学生1名、幼児4名、) 報告・写真 網代春男
2020年のYPPのスタートです。 先ずは火を起しです。6組のチームになって6台の火起こし器をかこんで火起こしに掛かりました。曇天で地面は湿っている状態で火種までは出来るのですが、なかなか炎が出てくれませんでした。やがてひと組から歓声が上がって点火に成功しました。 かかしや持ち寄ったお正月飾り、しめ縄、書き初などを、無病息災、五穀豊穣、諸々の願いを込めておたき上げしました。 暖かい汁物やお汁粉も振舞われました。 子どもたちは弓矢の的当て、かるた、ベーゴマ・こま、けん玉、ボートレース、谷津探検などたくさんのお楽しみを満喫しました。 参加51名(大人28名、小学生13名、幼児10名) 報告 網代春男・写真 田中正彦
下小和田谷津田観察会は240回となりました。1年12回。20年の記念の会になりました。 正月は毎年谷津の現状確認を兼ねて鹿島川合流部までバードウォッチングをするのですが、今年は台風と大雨以後谷津の水位が高く、辿り着けるか危ぶまれました。が、下の鉄塔から合流部まではイノシシ対策で草が刈られ、小さいお子さんも頑張って歩いてくれて、なんとか合流部まで巡ることが出来ました。 合流部付近は大雨の水が土手を崩し、壊されていました。一帯は水没、海のようになっていたと想像されました。 畔にはイノシシが荒らした痕跡があり、箱わなも仕掛けられていました。 鳥の出現は14種と少なく、総数も極めて少なく、異常にすら感じました。 途中で240回記念の写真をパチリ。荒野を歩く非日常を味わった観察会でした。 参加20名(大人13名、小学生名、幼名) 報告・写真 網代春男・田中正彦
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