ちば環境情報センター > “最近”ではない話題 > 2019年
雨上りの寒い朝でしたが作業をする時間には気温も少し上がってきました。トンネル脇のU字溝のお掃除をしました。この時期は落ち葉が多く、雨も降りましたのでかなりの落ち葉の堆積がありました。同時進行で、田んぼ脇を流れる小川の両サイドと花沢さん田んぼの水路脇のアシを刈払機で刈りました。足元が悪く、アシも背が高く伸びていたので結構力のいる大変な作業でした。 花沢さん田んぼ横の水路の整備もしました。水路の流れを悪くしている枯葉などの除去です。また、小川の中に伸びてきたアシを鎌で刈る作業もしました。冷たい水の中これも大変な作業でした。この日の作業で、川はとてもきれいになり、流れも良くなりました。参加者の皆様ありがとうございました。 参加者6名(大人5名、小学生1名)
今回は、11月27日の森の手入れで整備した自然観察路を鹿島川まで歩き、初冬の谷津を散策しました。各地から雪の便りが届くようになりましたが、この日の谷津は暖かい日差しが届きとても快適な観察会になりました。カシラダカやアオジなどの冬鳥は例年よりだいぶ少なく感じました。コバネイナゴやアキアカネもあちこちで見られ、まだ秋の終わりのようでした。タチツボスミレが咲いていたり、ウグイスが囀ったりして季節外れの生きものたちにも出会いました。 参加者13名(大人9名、大学生1名、専門学校生1名、小学生2名)
青く澄んだ空の下、鹿島川までの谷津田の自然観察路の整備をしました。計4台の刈り払い機でアシの狩り残しの根を刈り、除去する作業でした。 今まで歩いて40〜50分かかったコースが、30分足らずで行けるようになりました。これからの自然観察会や伊瀬戸銘木店さんへの通路として使えそうです。これとは別に、下大和田の高速の下のトンネル脇の水路に溜まった落ち葉の除去をしました。除去するだけでなく、この落ち葉を使い肥に利用します。想定していたよりも多くの落ち葉が溜まっていました。少人数での作業でしたが、それぞれ目的が達せられて気持ちよく作業を終えることができました。 参加者6名(大人6名)
年々畔の傷みがひどくなっています。特に最近は雨の量が多く、大水が畔を乗り越えるため畔の土が流失。田んぼにはその土が入り、田んぼと畔の境が不鮮明になっている場所がいくつかあります。 このような畔を2か所補修しました。一つ目は、YPP田んぼの道路側の2枚の田んぼの真ん中の畦。二つ目はその2枚の田んぼの道路から見て左側の奥。芦田さんのマイ田んぼとの間の畦です。 今回は板を使わずに、平たくつぶれた畔の両サイドを切り、切った土を畔の上にのせます。附近の田んぼの泥ものせて畔を高くして、あとは良く乾かします。乾くまで数カ月かかります。来年も多くの人に田んぼに来てもらうための作業でした。 参加者5名(大人5名)
いよいよ今年のお米つくりの締めくくり、もみすりの作業を行いました。場所は昨年と同じ中野区にある伊瀬戸銘木店さんです。ここに大勢の人が集まりました。もみすり機は2台、ここに籾のついたお米を入れるのは主にお子様達です。スタッフが台を用意して、お子様達がお米を投入しやすくしました。この日はもみすり以外にもたくさんのイベントを楽しみました。
・籾殻を燃やして燻炭作り
・燻炭つくりの火にさつまいもを入れて、焼きいも
・コナラやシラカシのどんぐりを蒔いて苗木を作る「ドングリ幼稚園プロジェクト」
・カブトムシの幼虫探し
・ハミスさんのアラブ料理やオーガニックオリーブオイルの販売
・田中先生の谷津田カフェ
どれも好評で、楽しいイベントになりました。大勢の参加者の笑顔を頂けたて締めくくることができました。お米つくりの参加者の皆様、ありがとうございました。参加者42名(大人27名、中学生1名、小学生14名)
町中でもジョウビタキの声が聞かれるようになりました。谷津田にもカシラダカやアオジなどの冬鳥がやってくる頃です。色づき始めた木々を眺めながら、快晴の秋空の下、深まりつつある秋の谷津を散策しました。葦原にはカシラダカの群れが見られ、アオジもちらほら姿を現しました。畦を歩いているとどこからともなく、アキアカネと思われる数百頭のトンボの群れが現れました。中には連結産卵をしているペアも見られ、このところ心配していたアカトンボが戻ってきたようでした。谷津にあるヤナギに大きなヒラタケを見つけて持ち帰り、秋の恵を味わいました。 参加者8名(大人7名、専門学校生1名)
千葉県立中央博物館で行われた自然誌フェスタ−みんなで楽しむ千葉の自然と歴史−に出展しました。このイベントは、房総の自然や歴史などを テーマに活動を展開している団体が中央博に集まり、活動の様子や成果の紹介、体験交流などを通じて来館者とともに千葉の魅力に親しむイベントです。今年は当会を含めて9団体が集いました。 ちば環境情報センターは、活動を紹介するパネルやスライドの上映、いろいろな種類のドングリを展示し、どんぐりについて学べる資料を配布しました。どんぐりを使ったやじろべえとどんぐり独楽づくりを体験してもらいました。どんぐり工作キットを60部以上用意したのですが、子どもたちだけでなく大人やスタッフにも大人気で売り切れ、最後には見本品をさしあげることになりました。 当日は天候にも恵まれ、入場者数は996人に上ったそうです。穏やかな秋の日の充実した1日になりました。
いよいよ今年のお米つくりも終わりに近づいてきました。この日は最後から二つ目の作業、古代米の脱穀です。 初めにマイ田んぼの皆さんの緑米の脱穀、続いてYPP田んぼの緑米、黒米、最後に赤米でした。ここ数日はお天気に恵まれていたため、おだ掛けしていた稲は良く乾いていました。そして我々の愛機、イセキのハーベスターも快調でした。お昼少し前で作業は終了しました。収量もそこそこありました。終了後に恒例の谷津田運動会です。この日は新種目の『わら投げ』でした。秋空の下、子供さんたちに大人も混ざり、大変に盛り上がっていました。 参加者23名(大人14名、中学生1名、小学生7名、幼児1名)
暖かい秋の日となりました。この日の作業は森の上の草刈りと散策路の整備です。 この場所は昨年、送電線の下にあるという利用で、幾本ものシラカシの巨木が切り倒された場所です。突然開けた場所ですが、今ではアカメガシワやヌルデそしてイヌザンショウなど、いわゆるパイオニア植物がみっしり、人の背より高く伸びていました。その伐採です。3台の刈り払い機で刈りました。クヌギやハリキリ、タラなどは残しました。全部ではありませんが、広い空間がよみがえりました。参加者4名(大人4名)
気持ちの良い秋空になりました。毎月、第一日曜日に行われる自然観察会のコースで、雑草に覆われ荒れてしまっている場所があります。そこを刈り払い機で整備しました。 人の背丈より伸びた草を、なぎ倒すように刈っていきます。後には広々した空間が現れます。作業中に振りかえって驚いたのは20mほどの距離にイノシシが2頭いたことです。刈り取られて露出した地面を無心にほじくっています。全く逃げる様子はありません。こちらが刈り進んでいくと、こちらのスピードに合わせて付いてきます。うるさい刈り払い機を止めてみても逃げません。それどころか10メートル先まで近づいてきました。しかしそれ以上には近づきません。大きさから2頭は子供のイノシシのようです。小型でとても可愛いかったです。 同時進行のもう一方の作業は、森の中の遊歩道の整備です。剪定ばさみで遊歩道の整備をしました。 参加者5名(大人4名、小学生1名)
曇り空ですが暑くもはなく寒くもない、最適の稲刈り日和でした。集合時間前からスタッフの手で稲刈りが始まり、集合時間では集まった参加者にスタッフからの説明がありました。 この日は5名の未経験者がいましたので、その人たちには特別稲刈りのレクチャー。刈り取り作業がすごいスピードで進みました。今日初の参加者も十分に活躍してもらいました。深い田んぼなので、刈り取る人は近くに、前後に長いひもをつけた大型のソリ(ジャンボスレー)を置いて刈ります。 刈り取った稲はソリに乗せ、畔にいる人にひもで引っ張ってもらい、稲を運び出す。そしてソリは反対側のひもで刈り取る人が手元に戻す。刈り取る人が行き来せず、稲だけが動くことで、刈り取りに専念できるため効率が良 いのです。11時には一番の多い緑米のすべてを刈り取ることができました。これは記録的な速さです。 休憩をはさみ黒米と赤米の刈り取り。同時に緑米を縛る作業を開始。12時にはすべての刈り取りが終わりました。食事の後に全員で稲を縛り、おだ掛けしました。最後に集合写真を撮り終了。ちょうど3時でした。 参加者の皆様が効率的に、積極的に動いてくれたおかげでこんなに早く、しかもすべて刈り取ることができました。お子さん達も頑張ってくれました。 参加者28名(大人16名、高校生1名、中学生2名、小学生9名)
捕虫網を持ってトンボ類の個体数調査と、イノコズチやセンダングサなどの「ひっつき虫」の種子観察をテーマに秋の谷津を散策しました。採集したトンボは種類と雌雄を記録し放しました。先月も同様でしたが、トンボの種類と個体数は非常に少なく、特にアカトンボ類はノシメトンボ17頭とマユタテアカネ4頭しか採集できず、常連だったアキアカネなどは全く見られませんでした。ひっつき虫は、双眼実体顕微鏡のファーブルを使って種子を拡大し、植物の種子散布戦略について考えました。その巧みな構造に参加者は改めて感心していました。 午後は、谷津で採取した野草を使って草木染めを行いました。綿布を輪ゴムを使って絞ったりして染色液に入れてから、鉄とアルミニウムの2種類の媒染液に浸しました。参加者は、そのきれいな染め上がりに自然の持つパワーを感じていました。 参加者16名(大人10名、専門学校生1名、高校生1名、中学生1名、小学生3名)
久しぶりに青空に恵まれました。おだ掛けしていた稲もしっかり乾いていました。YPP田んぼと、マイ田んぼの一部の人たちのコシヒカリの脱穀を行いました。年代物の自走式ディーゼルエンジンの脱穀機はとても快適に働いてくれました。11時にはほぼ終了。 脱穀の傍らでコナギ除去に精を出すスタッフもいました。余った時間で子どもたちは、藁をよって輪をつくり、輪投げ大会をして楽しんでいました。 参加者数22名(大人14名、大学生1名、専門学校生1名、高校生1名、中学生1名小学生4名)
クヌギレストランに集まる昆虫を観察した後、皆伐されてできた草原の植物を調査しました。アカメガシワやイヌザンショウなどのパイオニア植物が茂る中、7月に花を咲かせていたオトギリソウの群落はすっかり結実していました。来年の開花が楽しみです。水分補給してから、下流の谷津に行きミズタマソウやエノコログサ類など夏から秋に移り変わる植物を観察しました。今年はトンボ、特にアカトンボ類の数が少ないのが気になりました。 午後は先日の稲刈りで刈り残された水稲農林1号の稲刈りをおこない、すべてをオダがけすることができました。 参加者14名(大人10名、中学生1名、小学生2名、幼児1名)
朝から厳しい暑さの中、集合時間前にスタッフの手で稲刈りが始まりました。その後順次参加者が集まって本格的なコシヒカリの稲刈りが始まりました。暑さが厳しいため30分おきに休憩を入れました。雑草はコナギが多かったです。お子さん達も頑張ってくれました。そして午前中には何とかコシヒカリの刈入れが終了。 お昼休憩をはさみ、午後からはスタッフがおだ作り、参加者中心に刈り取った稲を縛る作業です。午後3時には、何とかおだにすべての稲を掛けることができました。 参加者;38名(大人24名、大学生1名、専門学校生1名、高校生1名、中学生1名、小学生9名、幼児1名)
猛暑つづきでしたが、この日は気温30℃前後で比較的しのぎやすい観察会となりました。クヌギレストランには、コガネムシ類やサトキマダラヒカゲなどが集まっていました。森の木を伐採して裸地になった所では、今年初めて出現したトモエソウの群落やオトギリソウなどを観察しました。道路に出ると、プラスチックでできた長さ2cmくらいの筒がたくさん落ちていたので、それをみんなで拾い集めました。 谷津田を歩いていくと、シオカラトンボやオオシオカラトンボ、マユタテアカネ、ハグロトンボなどたくさんのトンボが飛び交っていました。ちょうどミズタマソウの花が咲いている頃なので、見に行くために下流をめざしましたが、途中で3人がウシアブに刺されてしまい引き返しました。帰り道では、クルマバッタを捕まえて、羽の車模様を観察したりやクマヤナギノ花などを見ることができました。東京から来た小学3年生の親子から、普段できないトンボ採りや薮こきなど体験できて楽しかった、との感想を頂きました。 参加者11名(大人10名、小学生1名)
毎年恒例のかかしづくりは4家族が参加されました。竹林に入り、竹を伐りだすところから始まります。 皆さん、持ってきた古着をかかしに着せ、思い思いのかかしが出来上がります。記念の家族写真と集合写真の後、4体のかかしが田んぼに立ちました。他に、今年のお米つくりの作柄を調べるために、籾の粒数と穂の本数をカウントしました。 参加者19名(大人14名、小学生4名、幼児1名)
夏休みに入って最初の週末に川遊びの会を催しました。コロナ禍以前は、毎年都川で行っていましたが、今年は変則的に我々のホームグラウンドである千葉市緑区下大和田の谷津田で行いました。応募してくれた参加者は33名。皆お子さん連れでした。スタッフは11名で計44名という人数でした。 参加者を二つのグループに分けました。最初に川に入って魚とりをして、休憩の後にザリガニ釣りをするグループ。もう一方のグループはその反対になります。谷津田を流れる川は細い河ですが、ほとんどが湧き水の為、夏でも水温が低く入るととても気持ちが良いです。 魚とりは、まず魚の取り方のレクチャーを聞いてから川の中に入りました。あらかじめ水生生物のビンゴのカードを渡されており、そのためもあり魚とりに熱中していました。ザリガニ釣りは、まずは笹を伐りだし、自分の竿作りからスタートです。タコ糸を付け、先にサキイカを結び付けてザリガニを釣ります。 しかしこの日はあいにく釣果は低調でした。その後、スタッフによる、この日とれた魚やザリガニ、クサガメの説明。そして最後に、この日とれたザリガニを塩ゆでにして、皆で食べました。最初は恐る恐る手をだす子さんも、一口食べると美味しいと言って、次々と食べてくれました。今日半日、いろんな川の楽しみ方を満喫してもらえたようです。 参加者;大人17名、小学生13名、幼児3名
7月23日に開催の夏休みお楽しみ企画「川遊びの会」に先だち、下大和田谷津田の中央を流れる川の手入れ、畦とこもれび広場の草刈りをしました。それと小屋の片付けです。不要なものをゴミ袋に詰め、それ以外を整頓。時より雨がちらつき、湿度の高い日でした。 参加者8名(大人5名、小学生2名、幼児1名)
イオン環境財団主催のイオン社員研修会を下大和田の谷津田に招いて行いました。内容は自然観察と外来生物の駆除の実態説明、そして森の手入れです。参加者はイオン研修会22名(イオン社員様を中心に、男女混み、かつ幅広い年齢層、外国籍の方2名含む)、そして我々のスタッフは13名でした。 スタッフの紹介に始まり、アクティビティー「お誕生日、いつ?」で参加者を3つに組み分けをして観察会をスタート。森の中や田んぼを巡りました。途中アライグマやウシガエルの罠を見てもらいました。 休憩をはさみ、スタッフの手でとられた水棲生物の紹介とその説明、さらにウシガエルの罠にかかったウシガエルも実物を見て頂き、その説明をしました。その後は剪定ばさみを手にして、森の中の遊歩道の整備をしました。 この日の天気は、時より雨がちらつく事もありましたが、日が差し込むと途端に熱くなる複雑な天気でした。しかし森の手入れは涼しくて快適でした。研修会に参加された方々はみな熱心でした。楽しんで貰えたようす。 参加者 35名(大人34名、専門学校生1名)
7月の観察会、例年ならば梅雨真っ盛り。昨年は雨の中、参加者5人で行いました。カタツムリやカエル観察の好機ですが、今年は6月27日に関東地方の梅雨開け宣言がなされました。人間にとっても生きものにとっても水不足が心配されます。今回は20日以上も早く夏本番を迎えた谷津を、7月10日に予定されている研修会のコース決めを意識しながら散策しました。 谷津の下流部を、ごみ拾いをしながらクリの大木まで観察、ナツアカネやハグロトンボが飛び交い、ヌマトラノオがひっそりと白い花を付けていました。その後花澤さん田んぼからYPP田んぼ、マイ田んぼを歩き、ショウジョウトンボやサンショウモなどを観察しました。観察会は11:30に終了し、その後研修会の打ち合わせをしました。
この日の作業内容は、林道の整備と伐採禁止植物のマーキングでした。林道の整備は、下草刈り、不要な立木の伐採、倒木の処理などをしました。マーキングをした植物はホウノキ、ユスリハ、クロモジ、ガマズミ、コナラ、クリ、ヤマユリ、ハゼ、ハギなどでした。 参加者9名(大人9名)
厳しい暑さとなりました。梅雨明けの報道はまだありませんが、各地で30℃越え、都内で35℃越えの猛暑日、埼玉県の一部では40度越え、などといったニュースが飛び交う日でした。下大和田谷津田も例外ではなく、朝から厳しい暑さと湿度。そのため作業は午前11時30分までとしました。 この日の参加者は11名と少なめでしたが、田んぼの中に入り、熱心に草取りをして頂きました。上の田んぼ2枚(コシヒカリ田んぼ)のコナギの除去、これがこの日の目的としました。途中に休憩時間を挟んで、予定通り11時30分にはあらかたのコナギを除去できました。残りの時間は恒例の谷津田運動会で盛り上がりました。この日は新種目の谷津田草入れゴルフ。わずか二家族の参加でしたが、熱心に競技をしていました。 参加者11名(大人9名、小学生2)名
前夜のホタル観察会と打って変わり、梅雨の合間の夏のような熱い日となりました。この日集まったのは11名。小学生2名、中学生1名を含みますが、全員が常連メンバー。作業時間は2時間程度でしたが、このメンバーでやった仕事は多岐にわたりました。道路際と田んぼ周りの草刈り、おだ小屋の整理、中央畦の板を利用したかさ上げ、畔の補修、トラックの荷下ろし場所の整地。念願だった、田んぼ全域に水を溜めることもできました。暑い日で体力の消耗はありましたが、十分満足できる気分で終わることができました。 参加者;大人8名、中学生1名、小学生2名
正式なイベントではありませんが、毎年恒例のホタル観察会です。しかし、この日はあいにくの天気でした。18時過ぎ、参加者が集まり始めた頃にポツポツと降り始め、スタッフがホタルの説明をしている頃には本格的な雨となってしまいました。この天気の中で、30名の人が集まってくれたのですが。梅雨のさなかとはいえこの雨は恨めしいばかりでした。光るホタルの数はとても少なく、飛ぶ姿もごくまれに見られた程度でした。 それでも、参加者からホタルを見ることができて良かったとの声を頂き、救われた気がしました。 参加者;30名
6月、梅雨入りの季節です。外で遊べなかったり水害が発生したり、人間にとってはいやな思いを抱く雨ですが、生きものたちにとっては恵みの雨。田んぼや畑も潤います。オオヨシキリが盛んにさえずる中、下大和田谷津の下流部まで散策しました。ニホンカワトンボやヤマサナエが飛び交い、谷津は初夏の雰囲気でした。 参加者9名(大人7名、専門学校生1名、小学生1名)
【ウシガエルの解剖】 観察会を終えて、午後はウシガエルの解剖をおこないました。下大和田の谷津田にはウシガエルが生息しており、谷津田に棲む貴重な生きものたちを食べてしまうため、これ以上増やさないように水路にわなを仕掛けて捕獲、殺処分しています。しかし、カエルに罪はありません。殺処分する前に教材として解剖し、みんなで「生命の意味を考える場」としたいと考え実施しました。 エーテルで麻酔した後、学生の鈴木郁也さんにより解剖が行われました。こどもたちは膨らんだ肺や動いている心臓に触れたり、顕微鏡で血液を観たり五感を使って観察していました。最後は穴を掘って埋め、カエルに感謝しました。 解剖実施後、参加された小学生の父親から「貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。息子も喜んでいます。そして、悲しかったと言っています。これも生命を感じるとても大切なことですよね父として、このような体験は本当に大切だと実感しました。」という感想を頂きました。 参加者10名(大人6名、専門学校生1名、小学生3名)
やや湿度はありましたがお天気には恵まれ、青空が広がりました。今日は田んぼの中の雑草を取る、田の草取りです。田植えをしたのは5月7日、そろそろ田んぼの中に雑草が出てきています。特にひどいのがコナギです。芽吹いたばかりの小さなものから、葉をひろげてコナギらしい形になったものまでいます。まだ稲の背が低く、見晴らしがよいため除草にはそれほど手間はかかりません。水の多かった田んぼには雑草は少ないのですが、水位の低かった田んぼんにはびっしりとコナギやトチカガミなどが生えています。 参加者たちは少数ながら熱心に除草に取り組んで頂きました。一部畔の補修もしました。お陰様で11時30分にはほぼ終了。残った時間でお楽みタイム「谷田津田運動会」の開催です。 今日の演目は、家族対抗草投げ的入れ競争(トーナメント方式)です。専属スタッフの仕切りの下、運動会は大いに盛り上がりました。余話として、作業前にスタッフの手で捕らえられたアオダイショウを観賞用ケースに入れて、みんなで観察をしました。ケースの中ではとぐろを巻いておとなしいアオダイショウでしたが、作業終了後に野に放しました。 参加者30名(大人20名、大学生1名、専門学校生1名、小学生7名、幼児1名)
本来は森と水辺の手入れの日でしたが、5月7日の田植えで植え切れずに残った場所が相当あり、その後も有志の方々で田植えをして頂いたのですが、それでもまだ残っていましたので、今日を2回目の臨時田うえの日としました。はっきりしない天気にも関わらず、集まっていただいた人数は24名。多くの人が集まってくれたおかげで11時にはすべてを植えることができました。今年は植え残しがあることを覚悟していましたが、見事全面に植えることが出来ました。あらためてこの田んぼは多くの人達に支えられていることを実感。感無量でした。 田植えの他にも、先月の森と水辺の手入れ(4月17日)で土のう袋が足りないためにやり残した、川に接する畔の補修を行い、こちらも完了させることができました。 もう一つ、ウシガエル用の罠に、全長25p(体長20p)もある大きなフナを筆頭にたくさんのフナにタモロコ、たくさんのザリガニ。クサガメ3匹。そしてウシガエル1匹が捕れました。子どもたちは大喜び、いじって遊んでいました。ウシガエルは今年3匹目でした。 参加者24名(大人16名、中学生1名、小学生6名、幼児1名)
田植えはお米つくりにおいて稲刈りと並ぶ最大の重要作業です。しかながらこの日はお天気に恵まれませんでした。たびたび降りだす雨。それほど強い雨ではありませんが、作業の中断をもたらします。モチベーションの低下もあり、中には帰りだす人も。仕方ありません。幸いにして、午後からの降雨はありませんでした。ここからの作業はとてもはかどりました。 昼休み中から始まった谷津田運動会の泥だんごレース、子供たちを集めて大変盛り上がりました。子どもたちの歓声は最高のBGMです。子どもたちと言えば、午前中の雨の時に東屋から延ばしたブルーシートのひさし。その上に溜まる水でさえも遊び道具にしてしまい、歓声を上げていました。子供たちの発想力に感心します。谷津田っ子はたくましいです。 コシヒカリ田んぼは全面終了。緑米田んぼは7割終了。以上が今日の作業の結果でした。皆様お疲れさまでした。 参加者47名(大人30名、大学生1、専門学校生1名、中学生1名、小学生12名、幼児2名
曇り空でしたが、新緑の美しい谷津田と森を散策しました。最初、森を歩きました。歩き出してまもなくキンランの群落を目にして「きれい!」との声があちこちから上がりました。伐採して明るくなった跡地ではコナラの芽生えがいたる所で見られ、これからの成長が期待されました。谷津田の散策では、後ろ足の出たニホンアカガエルのオタマジャクシがたくさん見られ、シュレーゲルアオガエルの卵塊も見つかりました。残念なことに、田んぼ入り口の林道に直径5pほどの電球が一抱えほど捨ててありました。ゴミ袋に回収し撤去しましたが、こうした行為はやめてもらいたいと切に思います。観察会終了後に、みんなで端午の節句用にショウブを刈り取って持ち帰りました。 参加者28名(大人15名、専門学校生1名、高校生1名、中学生1名、小学生2名、幼児3名)
ゴールデンウィークにふさわしい陽光になりました。前日までの雨が嘘のようです。新緑も青空に映えています。 この日の作業は5月7日の田植えに備えての「田起こし」ですが、田んぼは雑草が永らく放置されていたためひどい状況となっていました。よって作業内容は雑草取りが中心です。他に作年刈り取った稲の茎の処置、畔の補修など、たいへん濃い作業内容でした。 しかし、この日参加された皆様は大変積極的で、厳しい作業であるにもかかわらず着々と作業が進みました。また、水田雑草は除去したらその場に埋めても良いのですが、中には埋めてもしぶとく成長を開始する種類があるため、水田から運び出すことにしました。この時活躍してくれたのが稲毛高等学校の生徒さんと附属中学校の生徒さんたち計6名です。若い人たちが明るく積極的に作業に参加してくれたおかげで全体の作業がとてもはかどったような気がします。最後に久しぶりに恒例の谷津田運動会を開催。泥んこレースで盛り上がりました。 参加者39名(大人21名、大学生1名、専門学校生1名、高校生5名、小学生9名、幼児1名)
運営委員会で、4月から第4日曜日を森の手入れにすることが決まりました。第3日曜日に森と水辺の手入れを実施していますが、森の手入れが手薄になりがちなので新たに作業日を設定しました。第1回目のこの日は、山への階段の補修。を18段分、水平板をステップにして四角い杭で固定しました。下る時に足が水平になるように 面を削りました。終わった後の薫風の中でキビタキの鳴き声を聞きながらランチしました。 森の手入れ後、落ちて下の人に当たったら大けがをすることになる「かかり木」(たぶん高さ10mくらい)の周囲に立ち入り禁止のテープを張りました。 参加者2名(大人2名)
この日は、集まった人たちで畦の補修をしました。 年々痩せ細っていく畔ですが、今年に入り各所補修を進めています。今回の補修箇所はYPP田んぼと水路の間の最も狭くなっている場所です。川に面する畔は1月16日の1回目の補修以来でした。 方法は前回同様、杭を川中に打ち込み、畔との隙間に土のうを入れる方法です。簡単に思われるかもしれませんが、20本近くの杭を打つ作業、20袋ほどある土嚢に砂や泥を入れる作業、重くなった土のうを運ぶ作業など、どれもかなりの体力を使う作業でした。 その結果、補修した畦は元の姿に復元できました。本日参加の皆さま、お疲れさまでした。 7名(大人;6名 小学生;1名)
小雨が降る中、谷津田と森を散策しました。田んぼではシュレーゲルアオガエルが賑やかに鳴いていました。今年は寒さが長引いたせいか、春の花は遅れ気味です。それでも、伐採して明るくなった山の斜面にはタチツボスミレが大きな群落を作っていました。雨のためか大きく開花はしていませんでしたが、しずくに輝くその姿はまさに春の到来を思わせました。またシュンランやフデリンドウなども見られ、少し寒い春の1日を満喫しました。 参加者12名(大人10名、専門学校生1名、小学生1名)
朝方まで雨が降っていましたが、開始時には曇り空になりました。遅い時間では再び雨の予報でした。田んぼ作りの第一歩、「苗床つくりと種まき」をしました。まずは参加者を今年初参加のグループと、そうでない人のグループに分けました。 初参加のグループは田んぼの中の歩き方の練習です。最初は浅い田んぼ、慣れてくると深い田んぼにも入りました。あまりの深さで驚いた方もいたのではないでしょうか。 もう一方のグループは作業です。苗床をつくる場所の整地と、そこに残る昨年の稲の株の除去です。次にクワやレイキ、スコップを使って泥を寄せての苗床つくりです。水面から3pを目標に作りました。この作業のあたりで初参加グループも合流しました。 出来上がった苗床に全員で種まきをしました。均等になるように高い位置からまきます。種もみの種類は「コシヒカリ」「水稲農林1号」、古代米の「緑米」「赤米」「黒米」の計5種類。まき終わるとビニールテントを張って終了となりました。 皆さん全員が協力的に作業に参加してくれたおかげで、11時半までに終了しました。雨も降らずにすみました。皆さんお疲れさまでした。 参加者40名(大人24名、専門学校1名、高校生1名、中学生1名、小学生12名、幼児1名)
来週から始まるお米つくりを前に、本格的な畔の補修をしました。畔は毎年傷んできていますが、ここ1・2年はこれまでとは比べることができないほど酷い状態です。その原因はイノシシです。1〜4頭のイノシシが現れては畔をほじくり返し、崩してしまします。大雨が降ると崩れた部分が流されてしまい、荒れ果ててしまいました。酷いところは畔が消失しています。 作業内容は1月16日の森と水辺の手入れと同じです。すなわち、杭と横板で型をつくり、中に泥や土を入れていくやり方です。とても丈夫で、形の良い畔に生まれ変わります。本日の作業者は前回の作業(1月16日)を経験した人が多くいた為、手際が良く早めに終わることができました。余った時間で、昨夜の雨のおかげで多量に出てきたシイタケ取りを楽しみました。 (大人12名 中学生2名、小学生3名)
前日は真冬並みの寒さと雨でしたが、この日は暖かい陽光にめぐまれました。春の花も咲いていました。 今年、初めてお米つくりに参加される3家族に加えて、昨年のお米つくり参加者、マイ田んぼの人たち、スタッフなど総勢39名が谷津田に集まりました。 お米講座説明会と野草摘みの2グループに分かれそれぞれスタート。お米講座説明会は初参加者の皆様に谷津田とは何か、注意事項、お米つくりについて、持ち物についてなどを説明。 その後、実際に田んぼに下りて、ニホンアカガエルのオタマジャクシやオオタニシ、メダカを見て喜ばれていました。またマイ田んぼの人の体験談に興味深く耳を傾けていました。 もう一方の春の野草摘みのグループは谷津田を散策し、ノビル、ニワトコ、ツクシ、ミツバ、セリなど谷津田に自生する春の野草を摘んで楽しみました。 コロナがない時は「春の野草を食べる会」と称し、散策して摘んだ野草を天ぷらや味噌汁、和え物などにして味わって楽しむ会でした。しかし残念ながらそれはできません。 新しい人が入ると、我々の会も活気が付きます。来週の種まきに使う種もみをお渡しして解散しました。 (大人25名、中学校2名、小学校10名、幼児2名)
寒さが続いた冬だったためか、ニホンアカガエルの産卵が遅れていました。それでも3月1日には下大和田の谷津田では368個の卵塊を確認できました。今日の観察会では、卵塊の最終カウントと春の花の観察をメインに谷津田を散策しました。 その結果、YPP田んぼに123、マイ田んぼに127、花澤さん西の田んぼに21、東の田んぼに135の合計406個の卵塊を確認しました。孵化している卵塊が多く見られ、オタマジャクシとなって泳ぎだしている個体もありました。最後に実体顕微鏡で発生途中の胚を観察しました。 残念だったのは、花澤さん西の溜まりが埋め立てられ、47個の卵塊が失われたことです。 産卵のピークは過ぎたと思われ、記録の残る2006年以降2008年の226個、2012年の386個に次いで3番目に少ない年になりそうです。ちなみに最高は2019年の1404個です。 参加者25名(大人17名、専門学校生1名、高校生1名、小学生3名、幼児3名)
2022年2月26日、会場はJR京葉線の千葉みなと駅近くある損保ジャパン千葉ビル。主催はNPO法人ちば環境情報センターと損害保険ジャパン株式会社です。連続講座となっており今回は2回目、全体のテーマとしては『生物多様性ってなあに?いのちのにぎわいとつながり』です。そして今日のテーマは『初めての谷津田 キックオフフォーラム』でした。参加人数は約50名ほどでした。インターネットによるオンラインの参加者もありました。 司会進行役からの挨拶と開催趣旨の説明でスタート。続いてCEIC代表小西からの挨拶、市民事業サポートクラブ(NPOクラブ)代表からの挨拶と続きました。 もう一方の主催者である損保ジャパンからは、何故損保の会社がこのような環境問題をテーマにして社会貢献をするのか、についての説明がありました。安全安心に人々が暮らせるように、持続可能な社会作りに貢献する目的があるそうです。 基調講演は東京情報大学教授の原慶太郎先生でした。演題は『つながる 生物多様性の大切さ』。生物多様性とは何かに始まり、生物多様性は何故必要か、その恩恵は。SDGsと生物多様性の関係。生態系を活かした防災・減災の考え方、これからの未来の社会について示唆など非常にスケールの大きい、且つ内容の濃いお話でした。 休憩をはさみ、3つの団体からの谷津田における活動実績の報告がありました。いずれも千葉市内の団体でした。坂月川愛好会代表勝又紳一郎氏。加曾利貝塚に近い坂月川の中流域を環境保全する姿を報告されました。次はNPO法人緑の環・協議会代表金井章男氏の発表でした。場所は緑区あすみが丘。違法に砂を採掘された谷津の跡地をめぐり、産廃業者から守り、周辺の住民と「森を育てる会」を結成し活動されているお話でした。最後はNPO法人バランス21の佐藤聰子氏です。場所は若葉区谷当の堂谷津。耕作放棄された谷津田をお米つくりを中心に保全。収穫祭ではミニコンサートをするというお話でした。 最後に小西代表から終了の挨拶で解散となりました。参考になることばかりでとても有意義且つ内容の濃いものでした。
2月の下大和田森と水辺の手入れはキノコの植菌。昨年12月22日に伐採、乾燥させた後、2月15日に水づけしたコナラのほだ木15本に、シイタケの駒をドリルと木槌を使って打ち込みました。駒打ち初体験の人が3名いましたが手際よく道具を扱い、無事約1000駒のシイタケ菌を植え付けることができました。植菌したほだ木は、仮伏せ(菌の活着を良くし、菌糸を伸長しやすくするするためほだ木を横に積み重ねる)して、乾燥しないように稲藁で覆いました。初参加の方は「貴重な体験ができた。これからシイタケを見る目が変わるかもしれない」と話していました。参加者9名(大人8名、小学生1名)
当会では、普段から活動中の事故には十分気をつけていますが、野外活動ではどこに危険が隠れているかわかりません。不慮の事故に備えて救命処置を学んでおくことが大切と考え、千葉市防災普及公社の出張講習で「小児・乳児に対する心肺蘇生法」を団体受講しました。 事故発生から救急車が到着するまでの一次救命処置でやるべきこと、できることは沢山あります。処置の手順は次の通りです。「周囲の安全確認→傷病者に声掛けし反応の有無を確認→大声で応援を呼び、119番通報とAEDを持ってきてもらうよう頼む→呼吸の有無を確認する→呼吸がなかったり判断に迷うときは直ちに胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を蘇生するまで繰り返す。」 胸骨圧迫をする位置や強さ、人工呼吸で息を吹き込む強さや意味、AEDの取り扱い方など、人形を使って実際に体験しました。しかしとっさの時に迷わずこれら一連の処置を行うことができるか、そのためには普段からこうした練習を重ねておく必要があると、参加者みな身をもって体験しました。 さらに、講習は1回きりではなく、3年ごとに改めて受講することが必要だなと感じています。 環境保全活動を楽しくすすめるために、スタッフ一丸となって安全を確保していきたいと思っています。参加者10名(大人9名、中学生1名)
ニホンアカガエルの卵塊探しと冬鳥観察を中心に実施しました。今日のテーマや見られそうな野鳥のことを説明した後、北斜面下の水路に沿って下流の鉄塔まで観察。そこから北に向かいYPP田んぼに戻り、YPP田んぼとマイ田んぼでニホンアカガエルの卵塊を探しました。結局卵塊は1つも見つかりませんでした。寒さが原因なのかまだ産卵は始まっていないようです。午後は有志で下大和田上流部の谷津と東金の谷津を見学に行きました。参加者19名(大人15名、高校生3名、小学生1名)
昨年12月22日のキノコのほだ木伐採時に壊れた、道具小屋の屋根修理を実施しました。 2本の折れた梁を交換し、廃材を使って破壊された横壁を作り直しました。最後にトタンを張り、作業開始から2時間ちょっとで修理を終えました。 参加者3名(大人3名)写真左(before) 写真右(after)
畦の補修を実施しました。 補修に入る前に全員で畦の現在の状況の確認と、補修についての説明をしました。ついでにの川の水位を左右する、花沢さん田んぼ横の水路の見学と、水位の調整について話し合いました。 畦の補修は2か所です。川に接する緑米田んぼの川側と、同じく緑米田んぼの水路側です。この二つの畦は、補修に至る原因が異なります。 緑米田んぼの川側が永年、田んぼ側からの水の流出が原因で畔が細り、且つ低くなってしまいました。 最近では雨のたびに田んぼからの水がここを乗り越えて川に入るようになっています。川側に長さ1.8mの丸杭15本と1メートルの角杭4本の計19本を、おおよそ10p間隔で打ち込みました。杭を入れた場所はもとの畦のあった場所を想定しています。 畔と杭の並びの隙間には土のうを入れました。こうすることで畔の幅は以前のものに復元されました。さらに、板を入れて、泥を畔の上に乗せて高さを増しました。あとは乾けば完成です。 杭はすべて切らずに打ち込みました。特に1.8mの丸杭15本のガードは固く、丈夫な畔になってくれると思います。 参加者5名(大人5名)
今年一番最初の活動は自然観察会でした。千葉市猟友会の相川さんをお招きして下大和田周辺地域に出没するイノシシのお話を聞きながらYPPの拠点から下流の鹿島川本流までの下大和田谷津田を野鳥の観察もしながら散策しました。 猟友会の相川さんは下大和田町の出身の方で下大和田谷津田にも詳しく昔は二反田と呼ばれていたこの辺りの耕作放棄地の小川でメダカ取りなどしていたそうです。猟友会ではイノシシの罠などの設置もこの周辺を担当しているそうで、どの様な場所に仕掛けるか、どんな場所を通るか、もっと大きな範囲でどこをねぐらにして移動を行っているかなど地図を用いて丁寧に説明してくれました。罠も実際に見せて頂いただきました。 冬のこの時期しか行く事の出来ない鹿島川本流までの自然観察会ルートの中間地点でねぐらと思われるポイントも立ち寄ったり、葦原のイノシシの通り道を観察してみたりしながら本流との合流地点から折返して戻ってきました。 午後は1度解散した後、今回参加の運営委員のみなさんと伊勢戸銘木店で持参のお弁当を食べたてから近隣の道路のごみ拾いをみんなで行いました。 確認した野鳥23種 参加者14名(大人13名、小学生1名)
YPP田・マイ田んぼの畔がイノシシに崩されました。イノシシの出現を防ぐ事が急がれることから急遽集まれる人だけでも集まって田んぼ回りのアシなどに覆われた草地の草刈りをすることにしました。足跡が西側から来ているように見えたので西側から刈り始めました。 水位が高く、長靴に水が入ってしまうような中、悪戦苦闘しながら刈りました。 ヤナギがたくさん生えていて刈払機だけでは手に負えず、のこぎり隊も活躍しました。随分頑張ったつもりでしたが、帰りに振り返ったらごくわずかで前途遼遠を思い知らされました。 参加 大人5名 報告 網代春男 写真 田中正彦
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