ちば環境情報センター > 割り箸リサイクルプロジェクト>リサイクルに挑戦>イベントで回収しよう>効果的実施
実施するイベントの規模が大きくなればなるほど、効率の良い進め方が重要になってきます。ここでは、大学祭などで回収するときに、役立てていただけそうなものを中心にまとめてみました。
もちろん他のイベントでの回収時にも、役に立つと思いますので、ご参考くださいね♪
まだ一般的に周知度の低い割り箸リサイクルなので、回収箱にきちんと表示していても、燃えるゴミとして捨てる人が、予想以上にたくさんいます。ゴミステーションに分別ナビゲーターを配置したり、2時間おきくらいに見回り回収をしたりして、可燃ごみに入ってしまう割り箸を減らす工夫をしてみてくださいね。可燃ゴミに入ってしまった割り箸を拾って救うも、見捨ててしまうも皆さん次第ですが、3膳でハガキ1枚分の資源になるので、できれば拾っちゃいましょう!
割り箸の回収時は、箱からバッサバッサと大きい袋に移し替えて回収するよりは、小さめの紙手提げ袋などに、ある程度箸の向きをそろえて回収しておいたほうが、あとの洗いの時に揃える手間が軽減されます。
回収箱そのものを工夫して、来場者に箸の向きをそろえて入れてもらえるようにするのも、効果的ですよ。投入口を横長にすると、比較的横向きに入れてもらえます。牛乳パックを半分〜3分の2ほどに切ったものを並べて、縦入れしてもらうのもいいですよ。
出展しているお店によっては、ゴミ袋を脇につけて、その場で回収している場合もあります。
割り箸を使用しているようなら、声をかけて、割り箸を入れる小さな箱を置かせてもらうなど、協力を呼びかけましょう。
イベント終了後にまとめて洗うより、イベント(大祭)開催中に、集めたものから順に洗ったほうが、箸の付着物がとりやすいようです。日が経つほど、こびりついた汚れが取りにくくなります。
なので、可能ならローテーションなどを組んで、裏方で同時進行することをお勧めします♪
紙の資源としてリサイクルできるのは、木材質の割り箸だけです。
フランクフルトの芯などは、最近は竹材質のものが多いので、要注意!
割り箸が竹材質か木材質かの見極めは、箸の頭の切り出し部分を見てください。
プツプツと数の子のような斑点があるのが竹材質、
一方、滑らかな風合い、あるいは年輪のような筋模様のあるものは、木材質です。
同じくフランクフルトなどの竹串も、そのような見方で見極めてください。
*1本も竹材質の割り箸が入らないようにするのが理想ですが、不本意に若干入ってしまうのは、許容範囲内として、認められています。なので、極度な神経質にならなくてOKです♪
・色素で色の付いた箸は、リサイクル可能です。(リンゴ飴など)
・折られて短くなった箸も、リサイクル可能です。
・焦げた箸は、リサイクルできません。
・ チョコバナナなど、チョコが付着しているものは、洗浄中に他の箸に汚れが拡大してしまうので、外しておくのが無難です。手間はかかりますが、チョコをこすり取って洗浄しても構いません♪汚れが拡大してベタついたりしますが、そのまま洗ってもOKですよ。
最近は、竹材質で作られた割り箸を使用する出展店も増えてきています。統制を図れるならば、
木材質のものを使ってもらうよう、呼びかけておくといいと思います。
ある程度方向のそろっている状態のものを、水の入ったバケツや洗い場にひとつかみ分ずつ入れ、お米を洗う感じ(両手をすり合わせて洗う洗い方)で、ガシャガシャと軽く箸の両サイドを洗って、パッパッと水を切って、別の容器に移し入れます(水の切れる容器だと、なお便利です)。
☆たくさんの割り箸を扱う場合は、この洗い作業を、如何に要領よく流れをつくって行うかがポイントです。いろいろ洗い易い流れやポジションを皆で工夫して、疲れず、手際よく、楽しみながら洗える流れを、創り出してみてくださいね☆
♪洗いのリズム音頭っ♪
つかんだ箸を洗って→置く→次の箸をつかみ入れるという一連の流れを、
「ガシャガシャガシャ、ガシャガシャガシャ、パッパッ、アーンド、ホイ!あそーれっ♪」とリズムをつけてやってはいかがでしょう?
慣れてくるとこの一連の流れが5秒ほどでできるようになるので、気持ちいいくらい効率よく洗い進めていくことができますよ。
ちなみに・・・
「ガシャガシャガシャ」は洗う音、「パッパッ」は、水を切る動作。
「アーンド(&)」は、置く場所へ持っていく間の間合いのリズム。
「ホイ!」は、置く動作。「あそーれっ♪」は、始めに戻って、箸をひとつかみする動作のリズム・・です。音程は特にないです。
もちろんこれ以外にも、テンポのいい自分の好きな歌や音楽にのせて、心地よい手早い洗い方で楽しんでくださいね。洗浄は地味な作業なので、しんどくならないようにするのがコツです。
流水洗浄はもったいないので、足洗い場やトイレのモップ洗い場などの排水口に砂袋やタオルなどを詰め込んで、なるべく溜め水で洗えるように工夫してみてね。バケツはせまいので洗いにくいけど、お手軽です。
雨水利用ができるところは、是非それを使いましょう!
水に長時間割り箸を浸してしまっていると、乾燥させるのに時間がかかってしまいますので、ご注意☆
下水への水汚染軽減を図るなら、洗い水を薄めて、草や木に栄養水として散布するのも、いいかも♪ ただし、植物によっては枯れてしまう恐れもあるため、散布場所に気をつけてね。
後の箱詰めのことを考えると、干し方も、ある程度向きを揃えて干すほうが良いです。
ただ、バラバラにして干すより通気性が悪くなりがちなので、乾燥する場所や条件に合わせた干し方をしてくださいね。
干す場所は、炎天下のコンクリート上が一番お勧めです。(夏の晴れなら半日ほどで乾きます)
乾けば砂やほこりは落ちるので、下に新聞紙をひいたりあらかじめ掃除をしておいたりしなくても大丈夫です。
室内干しの場合は、特に換気に気をつけないとカビが発生しやすいので、要注意!
箱詰めの段階で、再度点検し、竹材質のものは、可能な限り取り除いてください。
もしカビてしまったものがありましたら、取り除くか、洗いなおしてくださいね。(若干はOK)
しっかり乾燥されているか、確認してください☆
せっかく集めた割り箸なのに、イベントのかたづけ作業中に紛失してしまうこともあります。知らない人には「ごみ」と勘違いされやすいので、「資源なので捨てないで!」などと、きちんと表示して、最後まで気を抜かないで進めてくださいね。
せっかく集めた割り箸がゴミになっちゃったら、超ショックですよ〜っ。
全ての作業は素手でもできますが、竹串や、割り箸のトゲなどで怪我する場合もあります。衛生面からも、ゴム手袋や軍手、使い捨て簡易手袋などの使用をお勧めします。
以上、いろいろ記してみましたが、ご参考までに・・・☆